オトシンクルス

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やや難しい?オトシンクルスの特徴や飼育方法の注意点、死なせてしまう原因など

水槽内のコケを食べてくれる&非常に可愛らしい見た目をしている事から、導入される事が多いオトシンクルス。

アクアリウム界隈でもそれなりに人気のある彼らですが、飼育の難易度としては丈夫なカラシン科などと比較すると少しだけ難しい生体なのです。

そこで、ここではオトシンクルスの特徴や飼育方法などについてご紹介いたします。

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オトシンクルスの特徴

まずは、オトシンクルスという熱帯魚の事をご存知ない方の為に、その特徴についてご紹介いたします。

主食はコケ

オトシンクルスは熱帯魚ではありますが、ネオンテトラなどの熱帯魚とは異なり基本的に人口餌を与える必要はありません

なぜなら彼らの主食は水槽内に発生するコケなのですから。

ハリー
ハリー
ミナミヌマエビとかと同じ感じですね^^

なので、彼らの餌はどんどん自然発生しますので、オトシンクルスに対する餌やりという概念は存在しないのです。

コケが全くない水槽の場合は、別途餌を与える必要はあります。

体の吸盤で壁にくっつく

コケを食べてくれるオトシンクルスは、よりコケを食べやすい様に進化したのか口は体の底面についています。

一般的な熱帯魚の場合であれば口は体の先端にありますが、オトシンクルスの場合は水槽のガラス面や岩にくっつく為の吸盤が腹部にあり、普段は水中を漂うのではなくその吸盤でどこかにくっ付いている状態にあるのです。

そして気が向いたらそのままガラス面などに付着したコケを食べ始めるという特徴があるのです。

実は雑食

そんなオトシンクルスですが、コケが主食ということは完全草食魚なのかと思われる事でしょう。

しかし、実際のところ彼らは草食傾向の強い熱帯魚ではありますが、雑食性の一面も持っているのです。

放置水槽でもない限り見かけることは少ない現象ですが、もし水槽内に死んでしまった熱帯魚やエビがいる場合、オトシンクルスはその死骸を食べる事もあります。

ハリー
ハリー
本当の意味での掃除屋ですね^^;

もちろん、死骸の大きさ次第ではありますが、オトシンクルスに処理させるよりも人力で水槽から取り出したほうが水質悪化を回避できますので、オトシンクルスがいるからといってそのまま放置されない事をお勧めします。

 

オトシンクルスの飼育方法

一覧表

それでは、ここからはオトシンクルスの飼育方法についてご紹介していきましょう!

オトシンクルスの飼育に適した環境
水温20〜28℃
水質弱酸性(pH6~7)
水槽の大きさ15cm水槽以上
混泳基本的にNG無し
水質の変化やや弱い

基本的には飼育しやすい

上記の表の様に、オトシンクルスは基本的に整えやすい環境が最適な条件となっていますので、比較的に飼育自体はしやすい熱帯魚です。

水質や水温に関しても、一般的な熱帯魚と同じ数字が好ましい環境となっています。

加えてオトシンクルスの性格も穏やかですので他の熱帯魚との混泳もしやすく、15cm水槽の様な超小型水槽であっても単体飼育であれば問題なく飼う事が可能です。

ハリー
ハリー
もちろん、水槽は大きければ大きいほど熱帯魚にとっては望ましい環境ですがね^^;

水質変化には注意

そんなオトシンクルスですが、冒頭で触れている「やや難易度は高い」という理由の一つに、水質変化にやや弱いという性質があります。

すでに水槽にオトシンクルスを導入して数週間が経過している、というような状況であれば基本的にオトシンクルスを死なせてしまうことはないでしょうが、初めの導入時に行う水合わせに関してはそれなりに神経を使う必要があります。

というのも、アカヒレの様な非常に丈夫な淡水魚であれば、個体差はあるでしょうが最悪水合わせなしでもイケてしまう事もありますが、オトシンクルスに関してはそうはいきません。

通常の水合わせよりも、より慎重に、より時間をかけて新しい環境(水温・水質)に慣れさせてあげる必要があるのです。

コケを絶やさない様に

前述でご紹介の通り、オトシンクルスはコケを主食とする熱帯魚ですので、水槽内にコケがある状態にする必要があります。

なので、ガラス面のコケ掃除を行う場合は、その全てを綺麗に掃除してしまうのではなく、多少は残しておく様にしましょう。

ハリー
ハリー
私的には水槽の右側のガラス面のみ、コケを放置する様にしています。

もしもコケの勢力が弱まり過ぎて、オトシンクルスの餌枯渇問題が起きそうな場合は、照明の照射時間を長くしたりアクロ TRIANGLE LED GROWの様な水草の成長を促進させるライト(コケも爆殖します)の導入などを検討しましょう!

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オトシンクルスで注意したい事

注意すべき点

それでは、ここからはオトシンクルスを飼育する上での注意点、実際に私自身が失敗してオトシンクルスを死なせてしまった例などをご紹介していきたいと思います。

水槽リセット時

まず、オトシンクルスの飼育水槽で一番気をつけるべきタイミングがあります。

それは水槽のリセット時です。

水槽を丸ごと洗って、レイアウトなども一からやり直す場合は基本的にガラス面もピカピカになってコケが一切ない状態からスタートします。

そうなるとオトシンクルスの餌となるものが一切ない状態になりますので、そのままだと餓死を招いてしまうのです。

なので、リセット時には水槽にコケが発生するまでの数週間オトシンクルスを避難させられるコケの生えた別の水槽を用意するか、もしくは餌の代わりになるプレコの餌などを用意してく必要があるでしょう。

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オトシンクルスの中にはコケ以外は一切食べないという子もいますので、注意が必要です。

ヒーターのカバーについて

続いては、実際に私の水槽で起こった事件のご紹介です。

自宅に設置してある水槽には、保護カバーを装着して使用するタイプのヒーターを使用しているのですが、カバーをつけた状態だとかなり太く見えて不格好だったので、一時期そのカバーを外した状態で使用していたのです。

水温調整に関しては、その保護カバーを外して使用しても何の問題もないのですが、オトシンクルスがヒーターの本来カバーをしている発熱箇所に移動してしまったのです。

そして、一定時間そこに留まってしまった事がうかがえる様な火傷跡(オトシンクルスの場合は該当箇所が白くなりました)が。。。

しばらくはそのまま泳いではいたものの、残念ながらその子は数日後にお亡くなりになりました

ハリー
ハリー
猛反省しました。

なので、そういった保護カバー付きのヒーターを使用している方でオトシンクルスの飼育を検討されている方は、保護カバーは必ずつけた状態で使用する様にしましょう!

 

まとめ

まとめ

以上が、オトシンクルスの特徴や飼育する上での注意点などの紹介となります。

基本的には、オトシンクルスの飼育は安定すればそれ以降は簡単です。

しかし、初めの導入時の水合わせや水槽のリセット時など、ちょくちょく慎重に作業しなければオトシンクルスが死んでしまう様なポイントが出現します。

もちろん、しっかりと対策されれば何事もなく継続飼育することも可能な熱帯魚ですので、是非ともここで紹介している内容を参考にしていただければと思います。

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