初めてアクアリウムに挑戦したいと言った場合、一番はじめに行う事は何と言っても飼育環境の準備です。
熱帯魚の場合、0から始めるとなると一度に大量のアクアリウム用品を揃える必要がありますので、かなり大変です。
しかし、嬉しい事にそれらの用品がセットになっている商品も存在するのです。
そこで、ここでは買い物の手間を省く事ができる水槽セットについてご紹介いたします。
インテリア傾向の強いベタを1匹だけ飼育する場合
まずは、観賞用の熱帯魚としては一番「映える」種類であるベタを飼育したいと思った場合。
実はベタは他の熱帯魚に比べて必要なアクアリウム用品が少なくて済むので、大量の付属品がついているセット水槽を購入する必要がないのです。
むしろベタの特徴でもある水流に非常に弱いという点を考えれば、むしろセットの濾過フィルターを有効活用できない可能性があるのです。
なので、ベタの飼育を検討されている方には、むしろ水換えが超簡単なGEXの「楽アクア」なんかがオススメです。
濾過フィルターの導入が難しいベタ水槽にとって重要な水換えが、この水槽であれば足し水をするだけで自動的に古い水が排出される仕組みになっていますので、初心者の方にもオススメできるでしょう。
これに加えて必要になるものとしては照明とヒーターになりますが、この2つに関しては室内の照明もしくは太陽光が当たる場所に設置される場合は照明がなくても問題ありませんし、冬に24時間室温が保たれる様な環境であれば多少の低温にも耐えられるベタであればヒータなしでも越冬する事は可能です。
ちなみに、我が家のベタ水槽はシンプルな割に、良い具合に環境を整える事ができていますので、「水換え位負担にならない!」という方は参考にしていただければ幸いです。
熱帯魚ベタの飼育に必要な物リスト
熱帯魚の中でも、飼い始めるまでの敷居がダントツで低いベタ。 他の熱帯魚に比べて、飼育に必要なものも少なくて済むので初心者にはオススメではありますが、それでも必要最低限の準備は必要になります。 そこで、 ...
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複数匹の熱帯魚を飼育したい場合のセット水槽
続いては、上記のパターンとは異なり複数匹の熱帯魚の飼育を行いたい場合にオススメできるセット水槽をご紹介しましょう!
問題は、どのくらいの匹数を飼育したいかによって水槽のサイズが異なってきますので、その辺りを考える必要はあるでしょう。
小型の熱帯魚7匹未満
まずは、小型のネオンテトラなどの熱帯魚を合計で7匹未満で飼育したいと考えた場合にオススメできるセット水槽について。
この場合は、7匹でもそこそこの遊泳できるスペースが確保できる水槽である必要がありますので、20cm四方で高さが20cmより少し高い水槽であるGEXのグラステリア サイレントがオススメです。
この水槽のセット内容としては、以下の通りです。
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セット内容としては上記の通りですので、ここにプラスで最低限必要になる用品としてはヒーターと照明ぐらいなものでしょう。
レイアウトなどを考える場合はソイル(土)も必要になります。
ちなみに、この水槽は実際に使った事がある水槽で、この時に使用していた照明とヒーターは以下の2つです。
エアレーションについて
魚の飼育となると、イメージ的にエアレーション装置が必要に思われるかもしれませんが、このセット水槽で飼育する場合は不要となります。
というのも、セットで付いてくるサイレントフローという濾過フィルターは水の循環をさせる際に一旦水を空気中に出して、その水を空気を巻き込む形で水槽内に戻す流れになっていますので、その際に酸素の取り込みもできる様になっているのです。
なので、別途エアレーションを準備する必要はないのです。
小型の熱帯魚10匹未満
続いては、小型の熱帯魚が10匹未満で飼育したい場合にオススメのセット水槽についてのご紹介です。
この場合は上記でご紹介の水槽よりも、1辺が+10cmの30cm水槽がちょうど良いサイズの水槽となり、水草やレイアウトにも力を入れる事ができる環境となります。
そこで、オススメするセットになっている水槽はGEXさんが販売しているこちらの水槽となります。
この水槽のセット内容としては、以下の通りです。
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基本的に前述でご紹介の20cm水槽と似た様な内容物となっており、違いがあるとすれば熱帯魚の餌が含まれていませんので、別途用意する必要がある点くらいとなるでしょう。
こういった水槽セットでは、照明とヒーターがセットに含まれていない事が多く、この水槽に関しても同様に別売となっています。
おそらくこのサイズの水槽になると、岩や流木などのレイアウト用品だったり水草の植栽する事でかなり綺麗なアクアリウムを楽しめる様になってきますので、熱帯魚の鑑賞以外の楽しみ方も見えてくるでしょう^^
様々な熱帯魚を飼育したいという場合
最後に、初めてのアクアリウムで挑戦する場合において最大の大きさになる60cmサイズのおすすめのセット水槽をご紹介しましょう。
このセットは、ここまで紹介してきたセット水槽と同様に、GEX製の水槽となりますので、内容物も以下の通り似通った内容となっています。
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このセットについている濾過フィルターは静音に定評のあるサイレントフローの中でも、60cmという大きな水槽でも十分に効果を発揮できるハイパワーVerとなっています。
また、このサイズの水槽で利用できる照明とヒーターは以下の2点が該当します。
ちなみに、このサイズの水槽セットとなると、物によってはヒーターやライトもセットになっている商品が出てくるのですが、なぜか「アリーナタイプ」という縁がプラスチックになっている水槽に限定されているのです。
もちろん、使用上なにか不都合があるわけではありませんが、やはり景観を重視するのであればこう言った縁がある水槽ではなく、オールグラスの水槽の方が見栄えが良くなるので今回は割愛しております。
飼いたい熱帯魚によって水槽セットを選択しよう!
以上が、各サイズごとにオススメできるセットになった水槽のご紹介となります。
基本的に飼いたい熱帯魚の種類や匹数によってそのサイズを選択する事になるでしょうが、推奨サイズよりも小さな水槽で多くの熱帯魚を過密飼育気味に飼育することも可能ではあります。
その場合は、水槽内の水中酸素の確保と濾過能力UPの2つを行う事で可能となりますので、あとは自分が理想とするレイアウト次第で自由に組み合わせて楽しむ事ができるでしょう。
ちなみに、水中酸素の濃度を上げる方法は「エアレーションの投入」「水草の植栽」などで、濾過能力UPには「濾過フィルターの増築」「大きいサイズの水槽向けのフィルターを設置」する事で可能となります。
大きいサイズの水槽向けのフィルターを設置する場合、水流が強すぎて水槽内が洗濯機状態になる可能性がありますので、スポンジをかましたりして水流調整が必要な場合もあります。
そうではなく、最適な飼育数でアクアリウムを楽しみたいというう場合には、水草やレイアウトでかなり神秘的な水景を作り上げることも可能ですので、アクアリウム にハマりそうになった場合は、そういった路線で楽しまれることをオススメします^^
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