アカヒレ

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【アカヒレの飼育】水温は低めでも大丈夫?ヒーターの有無や混泳時の水温について

熱帯魚の中にはアカヒレという種類が存在します。

このアカヒレは、丈夫で飼いやすい熱帯魚としても有名ですが、その根拠として適応可能な水温の幅が他の熱帯魚よりも広い事が挙げられます。

そこで、ここではアカヒレの飼育における水温についてご紹介いたします。

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アカヒレは厳密には「熱帯」ではない

最適な方法

このアカヒレという熱帯魚ですが、実は熱帯魚というカテゴリーに入っている事がほとんどなのですが、厳密に言えば熱帯地方が原産の魚類ではないのです。

アカヒレは、もともとは中国の白雲山という標高が高めの地域が原産の魚で、どちらかといえばメダカに近い淡水魚に該当するのです。

なので、アカヒレが丈夫で飼いやすいというのは、ほとんど世話いらずなメダカと同類の淡水魚だからという部分が大きく占めているのでしょう。

 

アカヒレ飼育の水温について

水温

それでは、ここからはアカヒレの飼育環境における水温についてご紹介しましょう。

アカヒレは低水温でも飼育可能

前述でもご紹介の通り、アカヒレはメダカと同類の淡水魚です。

なので、低水温という環境下でも耐える事ができるメダカ同様にアカヒレも低水温でも飼育が可能となっているのです。

もちろん、同じ系統の淡水魚だからと言って全ての系統で同じ飼育環境が望ましいとは言いませんが、少なくともアカヒレ自体が標高の高い比較的水温の低い地域が原産となっている為、低水温下での飼育に関してはお墨付きとなっているのです。

室内飼育であればヒーターは不要

上記のことから、アカヒレの飼育を行う水槽ではヒーターの設置は不要となっています。

もちろん、他の熱帯魚も混泳させる場合には、そちらの熱帯魚の飼育可能水温に合わせる必要がありますので、ヒーターの導入は必要になるでしょう。

しかし、アカヒレだけの水槽、もしくはミナミヌマエビなどの様に同じく水温が低くても生きていける生体との混泳水槽であれば、特別ヒーターを設置される必要はありません。

とは言え、アカヒレの飼育可能な水温は12〜28℃となっていますので、屋外に置いている水槽であったり、室内でもこれを下回る様な環境下ではヒーターの導入も考えても良いかもしれません。

あくまでも理想の水温

この12〜28℃という水温はあくまでもアカヒレにとって快適に過ごせる水温という事ですので、この適応範囲を超えたからと言って必ず死んでしまうという訳ではありません。

中には屋外飼育で水面に氷が張ってしまう様な環境でも、生き抜く個体がいるほどなのです。

もちろん、過酷な環境下では弱っている個体は死んでしまいますし、越冬できても寿命が短くなってしまう事にもなりますので、その点は注意が必要になります。

 

少し低めがアカヒレの寿命を伸ばす

最後にアカヒレの水温と寿命の関係について、補足情報をご紹介しておきましょう。

アカヒレの飼育可能な適応水温は12〜28℃となっています。そして、この範囲を超えても個体によっては生き続ける事ができる水温ですが、寿命が短くなる可能性があります。

ならば、適応水温内であればどの水温でも寿命は長くなるかというと、実はそう単純な話でもないのです。

例えば、28℃という環境下でアカヒレを飼育した場合、水温が原因で健康を害したりする事はありません。しかし、28℃はどちらかというとアカヒレにとっては成長が加速し過ぎてしまう水温に該当しますので、代謝が平均よりも早くなってしまい、それだけ寿命が短くなってしまうのです。

なので、アカヒレをより長く生きながらえさせる為には少し低めの22℃前後が最適な水温といえるでしょう。この水温であればアカヒレの成長もゆっくりと緩やかになりますので、体に負担が掛かる事なくゆっくりと飼う事が可能となるのです。

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