小さなカップに入った水草が1,000円近くで売られているのを見て、「自分で増やした方がコスパ良いんじゃね?」と考えたことはありませんか?
そこで、実際に自宅で水草の栽培を行い、増殖させる事に成功しましたので、ここではその方法についてご紹介いたします。
ちなみに、その方法はメチャクチャ簡単で、用意した容器に水草を適当にポイッと投げ込むだけなのです^^
それではその方法の詳細をご紹介していきましょう!
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水草栽培で準備するもの
まずは、水草栽培で必要になる準備物について紹介いたします。
基本的には以下の2つを用意できれば、水草栽培を行う準備は完了となります^^
準備物
- 容器
- 土
必要な容器について
はじめに準備に必要な容器について。
この容器はもちろん水草の栽培を行うベースとなる部分として使用する容器となります。
なので、大きさとしては自分がどれだけの量になるまで栽培したいかによって調整する事ができます。
ただし、注意点としては水草の栽培ですので、水が染み出さない材質である事とある程度の水位を保てるだけの高さがあり、そして太陽光を浴び続けても劣化しない素材にする事が重要となります。
水草栽培で使用する土について
続いて準備するものとしては、水草栽培に使用する土でございます。
この土は熱帯魚飼育の水槽で使用するソイルでも栽培することは可能ですので、ソイルが余っている場合はそれをそのまま容器に出してしまっても大丈夫です。
ただ、大量に増やしたいという場合には、土に栄養分が含まれている方が確実に増殖スピードは高くなりますので、園芸用の土などを使用するのも一つの手でございます。
観葉植物の土などは水に浮いてしまう性質がありますので、比重の重たい土を使用する様にしましょう。
水草の栽培方法
準備するものが整いましたら、いよいよ水草の植栽に移ります。
といっても、基本的には冒頭でもご紹介の通り、本当に土が敷き詰められた容器に水草をポイポイ捨てていくだけなのです^^;
もちろんいくつかポイントがありますので、それらを中心にご紹介しようと思います。
入れる土の量(深さ)
まずは、栽培の場である容器の中の土ですが、土を入れる際にはその量に気を配る様にしましょう。
私の経験では、土の厚みが3cm以上あった方が、水草の根が張り巡らされより成長スピードが早い様に思われます。
以前、1cmほどの厚みの土で植栽した事がありましたが、その場合は水草が増えることは増えるものの、根が横に広がってしまい肝心の水槽への植栽の際に、非常に植えにくい水草になってしまった経験があります。
なので、そういった面も考えて、土の層はできる限り厚めに入れておくべきでしょう。
土を入れる際の注意点
次に土の準備の際の注意点ですが、容器に水を入れるよりも先に土を入れる様にしましょう。
そして、土の次に水を入れるのですが、この際に一気に水を入れるのではなく、少しずつ土に混ぜ込みながら水を入れる様にしましょう。
なぜかというと、一気に水を入れてしまうと土の塊の中に空気が残ってしまい、かなりの量の土が水面に浮かんでしまう事になるのです。
もちろん、その状態でも一つ一つ手で解してあげれば大丈夫なのですが、爪の間に土が入って黒くなるわ腰を痛めてしまうわで苦労する事になりますので、初めから土を解しながら注水される事をオススメします。
水草の植栽の注意点
続いては、一番肝心な水草の植栽方法について。
特に土に埋める事はしなくても良い(もちろん埋めた方が確実に成長は早い)のですが、いくつか注意点があります。
まず、容器に張る水の量ですが、土から0.5mm〜1cm上までに止める様にしましょう。
というのも水草には浮力がありますので、植栽(ポイ捨て)の際に水の量が多すぎると水草が土と接触する事ができず、土の中に根を潜らせるまでにかなりの時間がかかってしまうのです。
なので、水草の根が定着するまでの期間は、水の量は気持ち少なめにしておく様にしましょう。
植栽の際の2つ目の注意点としては、水草は等間隔に配置する様にしましょう。
もちろん密集させて植えても水草は成長する事には成長しますが、細かく株分けして等間隔に設置した方がより早く増えてくれるのです。
植栽を行う場所について
以上が水草の植栽を行う方法となりますが、この方法で最も重要になるのは容器を設置する場所です。
というのも、水草の成長には根から栄養分を吸収する事による成長とは別に、太陽光を浴びて光合成を行うことでも成長が促進されます。
なので、この水草植栽容器は必ず太陽光があたるベランダや窓際に設置する様にしましょう!
ポイント
水草の植栽容器内にコケが発生する可能性も十分にありますので、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどを放流して綺麗な水質を保つという方法もあります。
水草の植栽を行う時期について
最後に水草の植栽を行う時期についても、把握しておくべき点があります。
何となくお分かりの方もいるかと思いますが、やはりベストなタイミングとしては春先に栽培開始が一番スピーディーに成長させる事が可能です。
逆に秋に栽培を開始した場合、水草がそのまま枯れてしまう可能性もあります。
冬場に水草が枯れてしまっても根が生き残っていれば、翌年の春先に復活します。
なので、植栽を開始する時期としては春〜夏に行う様にしましょう!
とはいっても、秋口に植栽に回せる水草ができた場合であれば、そのまま捨てるよりも翌年の春先の復活に希望を込めて植栽した方が水草を無駄にしなくて済むかと思われます^^
注意
・高さの出る水草の場合はこの方法で増やすことは難しいので、もっと深さのある容器で「ポイ捨て栽培」ではなく「ちゃんとした植栽」を行う様にしましょう!
・水草栽培で増やした水草を水槽内に使う場合は、しっかりと水洗いしてから水槽内に導入する様にしましょう!
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