アクアリウム界隈でコケ掃除用の生体として人気のミナミヌマエビ。
若干水質変化に弱い性質もあるので飼育では多少気を使う必要があるのですが、そんなミナミヌマエビの目が真っ白になっている事があります。
死んだ魚も目が真っ白になりますので、この状況は何かしら良くない事が起きている様な気がしますが、実際のところはどうなのかをご紹介したいと思います。
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ミナミヌマエビの目が白くなっても大丈夫?
結論から言いますと、ミナミヌマエビの目が白くなっても特に問題はありません^^
我が家でも初めてミナミヌマエビを飼育し初めた当初は、数匹だけ目が白くなって「もしかして飼育方法が悪くて死にかけているのでは・・・?」なんて心配した事がありました。
が、そんな心配をよそに、目が白くなってしまったミナミヌマエビはその後死ぬことはなく、むしろ抱卵して稚エビが生まれるといった健康そのものな働きをしています。
なので、もし飼育しているミナミヌマエビの目が白くなったとしても、その個体が弱っている訳ではありませんので、その点はご安心ください。
とはいえ、死んだら目が白くなりますので、混同されない様にご注意ください。
ミナミヌマエビの目が白くなる原因
では、そもそもの話どうして弱っている訳でもないのにミナミヌマエビの目が白くなってしまうのかという話になるかと思います。
その理由については諸説ある様で、個体によって白くなる原因は異なる様なのです。
現状、私が調べた感じでは、目が白くなる主な理由は以下の3つのいずれかであると考えられます。
色素の関係
一つ目の理由としては、単純にそのミナミヌマエビの個体が色素が薄くなりやすい個体であるというものです。
この場合、飼育方法など本当に何の問題もない状態ですので、何も心配は入りません。
むしろ健やかに育っている場合も多いので、ある意味判断が難しい症例とも言えるでしょうw
脱皮の影響
2つ目の理由は、脱皮の影響で目が白くなった様に見えるというものです。
ミナミヌマエビは水質変化に対応する為、そして成長に合わせてより大きく成長する為にも脱皮をする事があります。
その際に、目の黒い部分が脱皮間近の皮の影響で白くなった様に見える事があります。
このパターンの場合は、多くの場合は脱皮後には黒い目に戻る事がありますので、さほど心配される必要はありません。
死にかけ寸前
3つ目の理由としては、唯一最悪なパターンでミナミヌマエビが弱っている・死にかけている状態にある場合です。
正直なところ、飼育している環境次第では目が白くなった理由がどれに該当するのか判断するのは難しいですが、ミナミヌマエビを複数匹飼育している水槽で今まで黒目だった個体の多くが急に白目になってきたという場合には、なにかしらマズい状況になっている事も考えられます。
まとめ
ミナミヌマエビの目が白くなることはあります。
しかし、そのほとんどのケースでは個体の色素の問題だったり脱皮の影響で白くなった様に見えているだけで、特に飼育上問題のないものです。
ただ、死にかけているミナミヌマエビの目も白くなる事がありますので、「複数匹のミナミヌマエビの目が一気に白くなった」といった状況の場合は注意が必要です。
もしそうでなければ、それはミナミヌマエビの特性の一つですので、飼育方法に問題はありませんので、ご安心いただければと思います^^