アクアショップでも30円などミナミヌマエビよりも安価で販売されているアカヒレさん。
そんな彼らはパイロットフィッシュや生き餌として扱われる事が多く、アクアリウム界では丁重に扱われない存在です。
が、そんなアカヒレを実際に飼育してみると、意外と良い仕事をしてくれる事に気づいたのです。
そこで、今回はアカヒレを飼育することのメリットについてご紹介したいと思います^^
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アカヒレは熱帯魚ではない
初めに誤解の内容にアカヒレについてご説明しておきますが、実はアカヒレは熱帯魚ではありません。
よくお店などでは熱帯魚コーナーに一緒に売られている事から、アカヒレ=熱帯魚と勘違いしてしまう方もいらっしゃいますが、実は彼らはメダカの近縁種にあたる存在なのです。
元々は中国の標高の高い場所で発見された淡水魚で、標高の高い場所に生息していた事からむしろ寒さには強い傾向にある魚なのです。
アカヒレのメリット
それでは、ここからはそんなアカヒレのメリットについてご紹介していこうかと思います。
意外と綺麗
まずアカヒレを飼育する一つ目のメリットとしては、意外と綺麗な発色をするという点です。
もちろん、これはアカヒレの購入店次第ではあまり綺麗な発色をしていない個体もいるかも知れませんが、それでも30円でアカヒレを販売している店でもかなり綺麗な体色をしています。
具体的には、ネオンテトラの様に横に銀色に光るラインが入っており、ヒレは赤く発色しているので、水草水槽では緑色とうまくマッチして予想以上に見応えのある生体と言えるでしょう。
また、そこそこ群泳してくれるので、群泳による美しさも堪能できる生体であります。
無加温でも飼育可能
前述でご紹介の通り、アカヒレはメダカの仲間であり、原産地は標高の高い寒い地域であることから、かなり寒い環境でも耐える事が可能です。
もちろん、流石に冬の北海道の室外飼育の様な環境では厳しいでしょうが、関東以南であれば割と屋外でも越冬できる位には耐寒性を持っています。
こういった特徴がある為、ヒーターなしの水草のストック水槽であっても飼育する事が出来るので、活躍の幅はかなり広い生体と言えるでしょう。
何でも食べる
メダカの飼育をされていた事がある方であればご存知かと思いますが、彼らは本当に何でも食べますw
あまり好ましくはありませんが、パンでも食べてくれる超雑食な性質を持っており、近縁種であるアカヒレもその特徴は同じです。
なので、我が家ではメイン水槽用に購入してきた餌があるのですが、そちらではいまいち食い付きが悪かったので、その消化をアカヒレたちに手伝ってもらっている状態です。
とにかく丈夫
そして、最大のメリットはとにかく丈夫である事です。
熱帯魚の中には水質変化に敏感で、水合わせ失敗で死んでしまう個体も出てしまう事があります。
しかし、アカヒレの場合はもともとの生育可能な水温の範囲が広いだけではなく、多少の水質変化があっても何事もなかった様に餌をバクバク食べるほど丈夫です。
もちろん、水槽への導入事には多少の水合わせ的なものも必要になりますが、他の熱帯魚に比べてかなり短時間で大雑把な水合わせでも大丈夫です。
そして、水槽への導入後に関しても、パイロットフィッシュに選ばれるほど水質悪化に強い生体ですので、アクアリウム初心者さんにはオススメできる生体と言えるでしょう。
派手さは無いが落ち着いた水景を演出
以上のことから、アカヒレはかなり優秀な淡水魚という事が判明しました。
アカヒレのポイント
- 意外とキレイ
- 寒さに強い
- 餌の選り好みが少ない
- 丈夫で飼育難易度が低い
こういったポイントから、アカヒレは特に初心者の方にかなりオススメできる生体となっているのです。
とは言え、それでもアカヒレには「ザ熱帯魚」という派手さはなく、あくまでも魚本来の美しさである渋さ?の様な演出になってしまいますので、色とりどりな水景を希望される方には向かない魚です。
しかし、そうでは無い方には個人的には超オススメしたい鑑賞魚なのです!
ちなみに、アカヒレの飼育を検討される場合は、混泳のNG例などもございますので、一度こちらにも目を通していただければと思います。
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