熱帯魚などを飼育されている水槽内のコケ取り要員として人気のある石巻貝。
ガラス面やレイアウトについているコケを食べる為にズリズリと這いながら移動する彼らですが、たまに土(ソイル)の中にまで潜ってしまう事があります。
明らかに普通ではないこの行為をされると心配になってしまうでしょうから、ここでは石巻貝がソイルの中に潜ってしまう理由についてご紹介いたします。
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石巻貝がソイルの中に潜る理由
それでは、早速ではありますが石巻貝がソイルの中にまで潜ってしまう理由をご紹介いたします。
と言っても、実はその理由は1つではなく、いくつかの理由があるのです。
エサ(コケ)を求めて潜る
まず一つ目の理由は、石巻貝のエサであるコケを求めてソイル中まで潜ってしまうというものです。
もし、飼育している水槽内に餌となるコケが少なくなっている場合は、これが理由であることを疑うべきでしょう。
基本的に石巻貝はかなりの大食漢ですので、常に食べ進んでいる状態にあります。
そんな時に、ガラス面などのコケがなくなってしまえば、次に狙うのはソイルとガラス面の狭いエリアに付着しているコケでしょう。
とは言え、潜る事自体は石巻貝には悪影響はありませんので、その点はご安心ください。
ただしソイル状に緑の絨毯になる様に水草を敷き詰めている場合は、その絨毯を下からエグられる事になりますので、そう言った場合には石巻貝が餌を求めて土中を潜る前にプレコ用の餌などで餌不足を解消する様にしておきましょう。
勢い余って潜ってしまう
1つ目の理由とは異なり、水槽内にコケが十分に発生している場合にも、石巻貝が土中に潜ってしまう場合があります。
この場合の理由としては、単純に勢い余って潜ってしまうというものになります。
基本的に石巻貝は直進もしくは浅い曲線を描きながら移動します。
なので、水槽の上部から下部に向かって進んでいったものの、ソイルに突き当たった時点で急旋回も出来ずにそのまま土中に突っ込んでしまったというものなのです。
石巻貝の「潜る原因」次第で対策を
以上が、石巻貝がソイルの中に潜ってしまう原因となります。
後者で紹介した勢い余ってという理由での潜る行動自体は、特に水槽にとっても石巻貝にとっても何の害もない行動ですので、この場合は放置で大丈夫です。
あまりにも深く潜りすぎて、自力で出れなそうな場合は助けてあげましょう。
問題は前者で紹介した餌不足による潜り行動です。
この場合は、下手をすると石巻貝が餓死してしまう危険性がある状態ですので、前述でもご紹介したプレコ用の餌(植物性の餌)を与えて、コケが再び発生するまでの期間を凌いで上げる様にしましょう!
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