ヒメタニシ

熱帯魚

石巻貝とヒメタニシの違い。同じコケ取りでも違いには注意が必要

アクアショップなどでコケ取り要員として販売されている石巻貝やヒメタニシ。

どちらも水槽内のコケを食べてくれるありがたい存在なのですが、実はこの2種類の貝には決定的に異なる点があるのです。

ここでは、その違いについてご紹介いたします。

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石巻貝について

石巻貝

まずは、我が家の水槽にも導入している石巻貝についてご紹介しましょう。

適した飼育環境

まずは石巻貝に適している飼育環境について見ていきましょう。

寿命 約1年
水温 10〜28℃
pH 弱アルカリ〜中性

この様に、特別飼育を行う上で熱帯魚と区別しなければいけないというポイントはありません。

強いて挙げるのであれば、飼育環境の水質はややアルカリ性よりの方が適しています。

酸性よりの水質では殻が溶ける

上記で、石巻貝の飼育には弱アルカリ〜中性の水質が望ましいと紹介しておりますが、これは石巻貝の殻に影響が出てしまう要因となります。

というのも、酸性に偏っている水質での飼育を行うと、何と石巻貝の殻が溶けてしまうのです。

石巻貝を見た時に、よく殻が破れている様な個体を見る事があるかもしれませんが、これは水質による影響だったのです。

とは言え、一般的な熱帯魚の飼育で適している水質としては、中性〜弱酸性となっていますので熱帯魚と石巻貝を健康的に保とうと思うのであれば、上手く中性を保必要があるでしょう。

水槽内では繁殖できない

生体を飼う際に考えることの一つに「繁殖」がありますが、石巻貝の場合は実は水槽内での繁殖はできないのです。

厳密には水槽内でも産卵は可能なのですが、その卵が孵る事ができないのです。

というのも、元々石巻貝は海に近い川で生息している生体で、産卵した卵は海水に到達して初めて孵化できるのです。

なので、熱帯魚の飼育環境では石巻貝は繁殖できないので、増えすぎて景観が悪くなる心配はないのです。

 

ヒメタニシについて

ヒメタニシ

続いては、同じくコケを食べてくれる貝類であるヒメタニシについて見ていきましょう!

適した飼育環境

まずは、同様にヒメタニシに適した飼育環境について。

石巻貝と同じ貝類ではありますが、ヒメタニシの場合は水田などが主な生息地となっていますので、各項目の数値も異なる内容となっているのです。

寿命 約2〜4年
水温 17〜30℃
pH 中性〜弱酸性

特にヒメタニシの飼育に適しているpHに関しては、熱帯魚の最適pHと同様に中性〜弱酸性となっていますので、熱帯魚の飼育水槽ではヒメタニシの方が混泳には向いていると言えるでしょう。

浄化能力が高い

このヒメタニシは石巻貝と同様にガラス面などのコケを食べてくれますので、水槽内の景観維持に役立つ生体となります。

ハリー
水槽内がヒメタニシだらけだと、逆に見た目が悪くなりますが^^;

しかし、水質の浄化能力だけで比較すると、実は圧倒的にヒメタニシの方が優れた能力を持っているのです。

というのも、実はヒメタニシの掃除能力はコケの食事だけではなく、水槽内の水を吸い込んで濾過する働きを持っているのです。

なので、単にコケを食べるだけの石巻貝よりも、水槽内の掃除能力は高いと言えるのです。

水槽内で繁殖する

そして、ヒメタニシは前述の様に水田に生息する生体ですので、水槽内の環境下でも繁殖は可能となります。

しかも、産卵して繁殖するタイプではなく、そのまま稚貝を産み落とすタイプの繁殖となりますので、生存率も高い貝なのです。

こう言った特徴もある事から、一度複数匹で購入すればその後数年に渡り世代交代を繰り返しますので、新たに買い足しを行う必要はなくなります。

が、その反面かなり増えやすい貝ですので、増えすぎて景観が悪くなってしまうリスクもある事も覚悟しておく必要があるでしょう。

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石巻貝とヒメタニシの違い

項目

以上の事から、石巻貝とヒメタニシは「コケを食べる」というポイント以外は、かなり異なった性質を持った貝であると判断できるでしょう。

もし、これから水槽内にコケ掃除用の貝を導入しようと検討されている場合は、次の様な判断基準で考えると分かりやすいでしょう。

1匹だけ飼う場合

1匹だけ貝を水槽に導入したい場合は、やはりコケの掃除と水質浄化作用の両方を行う事ができるヒメタニシが最適でしょう。

熱帯魚との最適な水質も合致していますし、プラスアルファで水質浄化もしてくれ石巻貝よりも寿命が長い事から、ヒメタニシの方がコスパ面でも優れている貝だと言えるでしょう。

複数匹を飼う場合

続いて、複数匹の飼育を検討されている場合は、個人的には石巻貝がオススメです。

複数匹で飼育する場合は必ず繁殖というものを意識する必要が出てきます。

そうなるとヒメタニシの場合は、熱帯魚水槽という環境は繁殖には絶好の条件が整った環境となる為、かなりの数になるまで繁殖してしまうでしょう。

数が増えればそれだけコケ取り性能も上がりはするのですが、確実に水槽内の景観が貝の存在によって損なわれてしまいますので、水槽内で繁殖できない石巻貝を飼育する方をお勧めします。

あえてヒメタニシを飼育するメリット

逆に、あえてヒメタニシを複数匹飼育するという方法もあります。

この場合、前述でご紹介の通り大量繁殖が発生しますが、その増えてしまったヒメタニシをジモティーなどでお裾分けしたり、安く販売するという方法もあります。

もちろん、それでも手間がかかってしまう事には間違いありませんが、一回の繁殖でヒメタニシの購入金額分を補填する事も可能となります。

 

ハリー
あとは自分の好み次第となりますので、上記の内容から判断しましょう^^
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