アクアリウムでは岩などのレイアウトに固定材を使う事がありますが、最近はこの固定材にグルーガンが使われる事が多いです。
それもそのはず、このグルーガンはなんと100均で入手できる非常に安価な商品ですので、何かとお金のかかる熱帯魚水槽には非常に重宝されるのです。
が、ここで気になるのが水槽内にグルーガンを使っても生体へ悪影響が出ないかという点です。
そこで。今回はこのグルーガンに有毒性があるかどうかについてご紹介いたします。
グルーガンも買ってきた!
新水槽の準備、着々と・・・。 pic.twitter.com/V6btH8PdOp— ハリー@アクアリウム (@harryaqua_jp) December 5, 2019
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グルーガンについて
まずは、そもそもの話、このグルーガンがどういったものかという点についてご紹介いたします。
簡単に言ってしまえば、プラスチックの様なものを溶かした状態でグルーガンから出し、それが固まる前に固定したい部分に付けて、硬化とともにレイアウトなどを固定するという用途で使われる便利な物です。
では、このグルーガンの更に細かい点についても見ていく事にしましょう!
グルーガンの成分について
さて、グルーガンを熱帯魚などの飼育水槽に使用するかどうかを判断するのに、一番確認しておきたい項目としてはグルーガンの成分が気になるところでしょう。
実際、私が100均で購入したグルーガンの成分表は上記の写真の様な材質で表記されていました。
グルーガンの成分
- エチレン・酢酸ビニル樹脂:60%
- 石油樹脂:40%
この2つの合成樹脂で構成されているものがグルーガンの正体なのです。
グルーガンは生体に毒ではない?
一部「石油」という文字が入っていますので、熱帯魚の飼育環境下に使うのは危険な感じがしないでもないですが、実は全くもって害があるものではないのです。
というのも、よくよく考えて見ても水槽の角に使われているシリコンも多少は配合は違えど合成樹脂ですので、「合成樹脂」自体が有害であれば熱帯魚なんて飼う事はできません。
しかも、実際に我が家でもグルーガンを使ったレイアウトを水槽に入れていますが、あの水質変化に敏感なミナミヌマエビでさえ元気にしていますし、それどころか抱卵までしてしまうほど健康体なのです(汗)
初めて稚エビ生まれたぁ〜!!!
そして、水換え控えてた影響でコケがヤバい!!(汗) pic.twitter.com/nhWJ3qBYEp— ハリー@アクアリウム (@harryaqua_jp) December 12, 2019
もちろん、私の水槽以外にもグルーガンで熱帯魚などの生体に健康被害が出たという話は聞いた事がありませんので、水槽内にグルーガンを使っても無害であると言えるでしょう。
水槽内でグルーガンを使う際の注意点
そんな無害なグルーガンですが、使用する上ではいくつか注意点があります。
もし、グルーガンの使用を検討されている方は、こちらの内容も併せて確認していただければと思います。
グルーガンは水に溶ける
まず一つ目の注意点としては、グルーガンは熱で溶かして使うものなのですが、どうやら超微量ではありますが長期間水中に入れていると溶けていくという報告があがっているのです。
もちろん、これは数週間とか数ヶ月の話ではなく、数年の間にというかなりの長期間の話となりますので、基本的には気にする必要はありません。
しかし、だから完全に無視できる内容ではありませんので、グルーガンの固定力がなくなる事で水槽が崩壊してしまう様な使い方は控える様にしましょう。
固定力を過信しない
上記のグルーガンの水溶性に関する注意点でもうひとつ。
それは、グルーガンの固定力のみでレイアウトを支える様な環境にしないという事です。
例えば、重力に逆らう様に重たい岩を水槽のガラス面に固定するなどのレイアウトの場合、どこかのタイミングでグルーガンが溶けて固定力がなくなりそのまま岩が落下してしまう可能性があります。
そうなってしまうとレイアウトが崩れてしまう事は当たり前ですが、その水槽で飼育している熱帯魚などの生体が岩の下敷きになって死んでしまう可能性があるのです。
なので、グルーガンはあくまでもレイアウトなどの補強という用途に留める様にしましょう!
グルーガンはどこで買える?
以上を踏まえた上で、グルーガンの購入を検討されている場合、次に調べるべきはどこで売っているかという事です。
すでにご紹介の通り、私もグルーガンは100均で購入しましたが、どの100均であっても販売されているわけではないのです。
確認できているチェーン店
この記事を作成している時点で、私がグルーガンの販売を行っている100均で確認できたのは以下の3つです。
グルーガンの販売店舗
- ダイソー
- キャンドゥー
- セリア
それぞれの店の手芸コーナーでグルーガンが陳列されているのを発見する事が出来ましたが、小さな店舗によっては販売スペースの問題でグルーガンを扱っていない可能性もありますので、これに関しては実際に店舗に見にいくか事前に電話で確認する方が確実でしょう。
値段が異なる
また、私はダイソーで購入した際にはグルーガン自体が200円、グルースティックが100円の合計300円でした。
恐らくキャンドゥーも同じ形状のグルーガンですので同額かと思われますが、セリアで販売されているグルーガンは100円で販売されているのです。
ただ、コードの長さや本体の大きさはやはり高い200円のグルーガンの方が長く大きく、セリアの100円のグルーガンは小さくコードも短いものとなっています。
もちろん性能面ではどちらも差はありませんので、自宅に延長コードがある場合はセリアでグルーガンを買った方が100円ほど安くなりますね^^
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まとめ
アクアリウムのレイアウトで、岩や流木などを崩れない様に固定したいという場合には、グルーガンがオススメです。
グルーガンであれば、最安200円という非常に安価な金額で購入できるので財布にやさしく、そして熱帯魚やエビなどの生体にも無毒ですので、水槽内でも安心して使う事が出来ます。
しかも多くの100均で購入する事が出来ますので、わざわざネットで注文しなくても入手できるのはかなり嬉しいですね^^
もし、グルーガンの使用を検討されている方がいらっしゃいましたら、是非とも参考にしていた抱ければと思います。