水槽内のレイアウトに水草を使用したいが、メンテナンスが大変だという事で水草風のプラスチック商品を使用する事があるかと思います。
それ自体は何の問題もないのですが、利用する上ではいくつか注意点が存在するのです。
そこで、ここでは水草風プラスチックの利用上の注意についてご紹介いたします。
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プラスチックの水草を導入する際の注意点
それでは早速、プラスチックの水草レイアウトを導入する際の注意点についてご紹介いたします。
ちなみに、トップの画像の様に、我が家のベタ水槽にもプラスチックの水草を導入していますが、ここで紹介する注意点についてはかなり時間をかけて吟味する事になりました^^;
念入りな洗浄が必要
まず一つ目の注意点ですが、こういったプラスチックの水草は梱包された状態で販売されているものは少なく、ほとんどの場合は剥き出しの状態で商品棚に陳列されています。
その様な状態ですので、当然商品自体に汚れが付いている事もありますし、軽く水ですすぐだけでは落ちない様な油汚れが付いている事も考えられます。
なので、軽く水で洗っただけで水槽に入れてしまうのはかなり危険で、下手をすると魚に有毒な成分を水槽に入れてしまう事になりますので、事前に入念な洗浄が必要になるのです。
素材の硬さに注意
続いての注意点は素材の硬さ、特に水草の葉先が尖っていて尚且つ柔らかくない場合、その水草の周辺を回遊した際に魚のヒレが傷付いてしまうという点です。
特に、ベタの様に大きなヒレを持っている熱帯魚がいる水槽に入れるプラスチック製の水草の場合は、より注意が必要な項目と言えるでしょう。
実際、我が家のベタ水槽に導入しているプラスチック製の水草ですが、同じ棚に数種類の商品があり、他のものは軒並み葉先がカッチカチで力の入れ方次第では指も切れてしまそうな商品がたくさんありました。
そういったレイアウト素材だと、おそらく1日でベタのヒレはボロボロになってしまうでしょうから、購入の際には危険かどうか入念に指で確認して、出来るだけ柔らかいプラスチック水草を選ぶ様にしましょう。
ポイント
出来るだけ柔らかい葉先の物を選ぶべきでしょうが、素材がプラスチックなだけに本物の水草の様な柔らかさのレイアウト素材は売っていません。なので、選別時に柔らかさに差がない場合は、より葉先が鋭利でない緩い曲線になっているものを選ぶと、熱帯魚のヒレが引っかかりにくくなるでしょう。
プラスチック水草にはメリットがある
以上がプラスチック製の水草を使用する上での注意点となります。
これだけ見ると、なかなかにリスキーな物なので利用する上でデメリットしかない様に思われるでしょうが、プラスチック製の水草には確かなメリットも存在するのです。
現に、我が家のベタ水槽にプラスチック製の水草を導入したのも、そのメリットが大きかった為なのです。
コケ掃除が楽
プラスチック製水草を水槽に導入するメリットの一つ目は、何といってもコケ掃除が楽という点にあります。
通常の水草の場合、水草自体にコケがついてしまうと掃除にはミナミヌマエビなどの生体に掃除をお願いする事になりますが、ミナミヌマエビに的確に指示を出せる訳ではありませんし、場合によってコケの勢いの方が強くて掃除が追いつかない場合も考えられるでしょう。
しかし、プラスチック製水草の場合であれば、ブラシなどでゴシゴシ擦っても死ぬ訳でもなく、1時間ほどハイターなどの薬品に浸してコケ掃除&殺菌を行う事も可能なので、非常に掃除が楽なのです。
薬品洗浄後は入念な水洗いが必要になります。
トリミングが不要
2つ目のメリットは、トリミングが不要であるという点にあります。
水草の中には縦に伸びる種類のものが多く、しっかりとした光量が確保できている水槽ではかなりの勢いで成長していきます。そうなると、場合によっては月に2回ほど水草のカット(トリミング)が必要になる事もありますので、そういった点では非常に面倒です。
しかし、プラスチック製水草の場合であれば、初めから好みの長さにカットしていればその後は放置状態でも伸縮することはないので、手間がかからないのです。
レイアウトに融通が効く
プラスチック製水草の3つ目のメリットは、レイアウトにおいて非常に融通が効きやすいという点です。
通常の水草の場合、一度植栽してしまうと簡単に配置換えを行う事は出来ません。また、赤色系の水草の場合、その発色を維持する為には肥料やCO2の添加が必要になったりと、管理の難易度が高い水槽になってしまいます。
対して、プラスチック製水草の場合であれば、根が張っている訳ではないので簡単に配置換えを行う事が可能です。加えて、赤色系のプラスチック製水草は何の管理もしていなくてもその発色が損なわれる事はありませんので、景観が崩れる事がないのです。
プラスチック製の水草はどこで買える?
最後に、プラスチック製水草の購入場所に関してご紹介しようと思います。
まず、アクアリウムショップについてですが、これは少しまちまちです。本物の水草しか販売していないショップもあれば、プラスチック製水草も販売しているショップもありますので、これに関しては店長さん次第で変動しますので、一概には言えないところでしょう。
次に、ホームセンターやそこに併設されているペットコーナーですが、これに関しては基本的にプラスチック製水草は販売されていますので、色々と選ぶ事が可能でしょう^^
そして、ペットコーナーが存在する100均でもプラスチック製水草が販売されている事がありますので、硬さや形状で希望のものがある場合は100均で揃えるのが一番安上がりでしょう!
注意
私もしょっちゅう利用しているアマゾンなどのネットショッピングですが、プラスチック製水草に関しては実際に触って硬さなどの確認ができないという点からあまりオススメはできないでしょう。前述でもご紹介の通り、やはり熱帯魚に害が及びそうな可能性がある場合は実物を見て触って判断するべきでしょう。
まとめ
プラスチック製水草と言うと、少しショボかったり安っぽく見えてしまうという印象があります(以前はそう感じていました汗)が、商品の選別さえ間違わなければ、それなりに水槽に導入する価値はあるレイアウト素材になります。
なので、水槽のレイアウトに水草を導入しようと検討されている方は、選択肢の一つとして考えても良いかも知れませんね^^
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