石巻貝が潜る

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水槽に石巻貝を入れるデメリットとは?予想外のアクシデントも。。。

熱帯魚やメダカ・金魚などの飼育水槽に、コケ取り要員として石巻貝を入れられる方もしくは投入を検討されている方は一定数いらっしゃるでしょう。

かくいう私もそのうちの一人だったのですが、石巻貝のデメリットの部分が大きくなり、水草水槽に引越しさせる事になりました。

そんな失敗から、ここでは石巻貝の意外なデメリットについてご紹介いたします。

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石巻貝のデメリットとは?

石巻貝

それでは、石巻貝を水槽に導入する前に知っておくべき意外なデメリットについてご紹介します。

中には、想像もできなかった様な事態を招くこともありますので、事前にこの内容を把握されてから石巻貝を導入されることをお勧めします(汗)

良くも悪くも目立つ

一つ目のデメリットといえば、水槽内でその存在感が目立ってしまうという点です。

このデメリットについては、石巻貝を購入する前から想像できるかもしれない内容ですが、特に小型水槽で前面のガラスにいる時は結構な存在感を発揮してしまいます。

この石巻貝は結構地味な見た目で、人によってはカワイイと思えない見た目ですので、その点は事前に把握しておきましょう。

卵が目立つ

この石巻貝は雌雄がない生体ですので、同じ水槽内に2匹以上で飼育していると産卵を行います。

それ自体は特に問題ないのですが、この卵をガラス面に生みつけてしまうと結構厄介なのです。

というのも、彼らの卵は透明なものではなく白色の粒々の様な見た目をしていますので、悪い意味でかなり目立ってしまいます。

それに加えて、かなり硬く通常のコケ掃除の時よりも強い力で擦らないと取り除く事ができないのです。加えて、それを放置してしまうと卵の跡がくっきりと残ってしまうので、その部分を綺麗に掃除するには更に労力が必要になるのです。

短命

次に、石巻貝はどれだけ上手に育てても非常に短命なのです。

基本的には1年前後の命となっていますので、長期的に水槽内に石巻貝を定着させるには1年単位で買い足しを行う必要が出てくるのです。

貝殻が溶ける

石巻貝の特徴として、適応可能pHが中性〜弱アルカリ性の水質となっています。

しかし、熱帯魚などは基本的に弱酸性〜中性の水質が好ましい環境となっていますので、石巻貝の適応水質とは異なるpHなのです。

よって石巻貝を熱帯魚と一緒に混泳させる場合、水質が弱酸性に傾いているために徐々に貝殻が溶けてしまい、見た目が痛々しく写ってしまうのです。

ソイルに潜って水草を浮かす

そして、ここからが完全に想定外だった石巻貝のデメリットとなります。その一つが、ソイルの中に潜ってしまうというものです。

石巻貝が潜る
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この行動の何が問題になるかというと、水草を植えているエリアのソイルに潜ってしまった場合、そこから出てきた際に地形が崩れて水草が抜けてしまうのです(汗)

これが縦に伸びる水草などであれば、面倒ではありますが再度植え直すことも可能でしょうが、ニューラージパールグラスなどの地面を這う様に伸びるタイプの水草の場合だと、綺麗に植え直す事ができないのです。

なので、うちの水槽と同じ様にニューラージパールグラスなどの前景草を使われている水槽では、石巻貝の「潜る」という行動は景観を崩す大きなデメリットになってしまうでしょう。

フィルターに影響を与える

続いての石巻貝によるデメリットが、石巻貝の引越しを決断した最大の要因でした。

それは、石巻貝がフィルターの吐水口に移動してしまい、部屋中に水槽内の水を外にぶちまけてしまうという地獄の様な状態になった出来事です。

動画ではかなり勢いが収まったタイミングからとなっていますが、ホースの口を狭めて水流を強くする原理と同じ事が起きてしまい、危うく水槽が崩壊するところでした。

ハリー
ハリー
コレ外出中にされてたら、全滅してたでしょうね(汗)

これは石巻貝だけではなく他の熱帯魚たちも死なせてしまうし、部屋の床を水浸しにしてしまう重大事故に繋がる事案になりますので、即決で引越しを決定させました。

おそらく、石巻貝の導入の際にここまでイレギュラーな事態を予測できる方は0に近いでしょうから、水槽につけているフィルターの形状次第では石巻貝はNG生体となる事も把握していただければと思います。

 

デメリットをクリアできれば石巻貝は有益

石巻貝にもメリットはある

上記でご紹介している石巻貝のデメリットは、私が購入前に絶対に覚えておいて欲しいと思う内容となっていますので、これだけを見ればマイナスイメージしか持たれないかも知れませんね^^;

ハリー
ハリー
それほどトラウマ級の出来事だったので・・・。

がしかし、これらのデメリットをクリアできる、もしくは影響を受けない水槽であれば、やはり彼らは確実に水槽にとっては有益な生体と言える特徴を持っているのです。

コケ掃除をする

石巻貝のメリットと言えば、やはりコケ掃除をしてくれる点にあります。

特にガラス面だったり水槽内に投入するタイプのフィルターの表面部分なんかはツルツル滑りますので、ミナミヌマエビが得意とするコケ掃除のエリアには該当しません。

なので、そういったエリアの掃除には石巻貝はうってつけの生体なのです。

単体飼育では卵を産まない

次にデメリットの部分でご紹介した卵問題ですが、当然ながら単体飼育では産卵する事はありません

彼らは分裂して個体を増やすタイプの生体ではありませんので、単体飼育を貫けば水槽内が卵だらけになってしまう様な事態を避ける事が可能なのです。

水槽内では孵化が出来ない

こういった貝類全般のデメリットには、増えすぎて水槽内が貝だらけになってしまうと言うものがありますが、石巻貝に関しては複数で飼育してもこの心配はないのです。

というのも、石巻貝を複数で飼育すれば産卵は起こってしまいますが、実は彼らの稚貝は汽水域でしか成長できず、淡水環境下では生き抜く事ができないのです。

『汽水とは』
:河口付近や海につながる湖沼で、淡水と海水とが混じり合い、塩分が両者の中間になったもの。

 

まとめ

どちら

以上が石巻貝を水槽に入れる事で発生する可能性があるデメリットと、環境次第ではメリットになり得るポイントのご紹介となります。

残念ながら、私の水槽では石巻貝を飼育する事は非常にリスキーなことになりますが、石巻貝の行動がデメリットにならないと言う環境の水槽であれば、水槽に有益な水景維持(コケ掃除)に役立ってくれることでしょう^^

ハリー
ハリー
ちなみに、「ヒメタニシ」という選択肢もありますので、こちらも参考にしていただければと思います。
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