滝壺レイアウトの立ち上げが完了し、とうとう生体投入をしたのですが、ここでいくつか「失敗したなぁ〜」というポイントがいくつも見えてきました。
しかも既に修復ほぼ不可能な状態になってしまったので、今回は自戒の念も込めてここに残しておこうと思います。
スポンサーリンク
ヒーターの設置場所
滝壺レイアウトで一つ目に失敗したなと感じる点は、ヒーターの設置する場所です。
水位が低い
おそらく滝壺レイアウトを組まれる方の多くは、GEXのアクアテラの様な斜め切りの水槽を利用されると思いますが、この水槽の特徴は水位が低くなりがちになるというものです。
なので、ヒーターの大きさ次第では縦に配置する事ができない様になっているのです。
水が減ってヒーターが水面から出る
そして滝壺レイアウトの特徴に、飼育水の蒸発が早いという点があるのですが、これが結構厄介なのです。
というのも、水量をパンパンにしている状態でヒーターが完全に水中に浸かっている状態であっても、2日もすると上記の写真の様に蒸発により水位が下がってしまいヒーターの一部が水面から出てしまっている状態になるのです。
通常の水槽であれば、ヒーターをより底の方に設置し直すだけでいいのですが、我が家の様に省スペースな滝壺レイアウトの場合は組み上げた溶岩石が邪魔で、今以上に低い位置にヒーターを設置する事ができない様になってしまっているのです。
なので、飼育水の補充の頻度が2日に1回の頻度で行う必要がある様になっているのです。
熱帯魚の飛び出し事故が起きやすい
2つ目の失敗したなというポイントとしては、水槽の手前側は水槽の高さが低くなっているので、熱帯魚やミナミヌマエビが飛び跳ねると直ぐに水槽外に飛び出してしまうというものです。
これは前述のヒーターが水面から出てしまうという点とも関係する内容ではありますが、滝壺レイアウトではどうしても水面から水槽上部までの距離に差が生まれてしまいます。
もちろん、水槽の高さの短い部分を長くするために水位を下げる事も可能ではありますが、そうしてしまうと熱帯魚たちの遊泳できるエリアが狭くなってしまいますし、水量が減る事で外的要因による水温変動が激しくなったり様々な弊害が発生してしまいます。
なので、ある意味この水槽での飛び出し事故は諦めるしかない事なのかもしれません。
滝壺レイアウトにミクロラスボラハナビは失敗
3つ目の失敗談としては、上記でもご紹介のミクロラスボラハナビを滝壺レイアウトに導入してしまった事です。
今回導入したミクロラスボラハナビは全部で4匹で、うち1匹は上記でご紹介の通り飛び出し事故でお亡くなりになってしまったので、現状3匹となっています。
隠れ場所が多過ぎる
なぜ滝壺レイアウトにミクロラスボラハナビを導入した事が失敗かというと、このレイアウトは溶岩石を積み上げているものですので、とにかく隙間が非常に多いです。
そして、ミクロラスボラハナビの特徴として、他の熱帯魚に比べても超ビビリという性質があるので、ほとんどの時間を岩の隙間に隠れて過ごしてしまうのです。
上記の写真は水槽から1mほど離れた場所から撮影しているものなのですが、本当に出てきてくれないのです。
なので、折角の綺麗な体色を鑑賞する機会が0に等しくなってしまっているのです。
餌やりが出来ない
そして、このビビリな熱帯魚と滝壺レイアウトの組み合わせの最大の弊害としては、餌やりが非常に難しいという点にあります。
前述の通りミクロラスボラハナビたちは人間が水槽に近づくと、一瞬で岩の隙間に隠れてしまいます。
なので、餌やりの為に水槽に近づいても岩の隙間に隠れてしまい、餌が全て沈みきってから少し経ってからようやく顔を出すといった具合なのです。
ここで、沈んだ餌を食べてくれれば良いのですが、少なくともうちのミクロラスボラハナビは底に沈んだ餌は食べないので、今は岩の隙間に餌を沈ませて見えない場所で食事できている事を祈るばかりです。。。
まとめ
滝壺レイアウトの注意点自体は、他の記事でも紹介していた様に、事前にある程度は把握しているつもりでした。
滝壺レイアウトの注意点。フィルターの種類と設置場所次第ではメンテが地獄になる
熱帯魚水槽などのレイアウトには様々なコンセプトがあります。 その中でも滝壺レイアウトというものに挑戦したいと思い実際に立ち上げたのですが、ここで思わぬデメリットに遭遇してしまったのです。 今回は、そん ...
続きを見る
しかし、ここで紹介している様な点に関しては、完全に予想外の出来事でしたので、今後も何かしら対策を行う必要が出てきてしまっている状態です。
もし今後、滝壺レイアウトの水槽を検討されている方は、注意点やここで紹介している私の失敗例を参考に、快適な水槽を立ち上げて頂ければと思います^^;
スポンサーリンク