水槽の濾過システムに外部フィルターを使われる方は多いかと思いますが、その中でも更に景観を良くする為にリリィパイプの導入を検討されている方も多いでしょう。
しかし、リリィパイプの取り付けにはいくつか必要な道具(コネクター)が必要になります。
そこで、今回は我が家で使っているエデニックシェルトV3を参考に、リリィパイプを使う為に必要なパーツなどをご紹介します。
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外部フィルターとリリィパイプ接続に必要なパーツ
それでは早速、外部フィルターとリリィパイプの接続に必要なパーツについてご紹介いたします。
外部フィルターとリリィパイプが手元にある場合は、上記の写真で言えば黒文字の部分の道具は揃っている状態にあります。
すなわち、外部フィルターとリリィパイプの接続に必要な別途用意が必要なものとしては、赤文字で記載している異径コネクターとホースが各2つずつ必要という事になります。
異径コネクター
まず異径コネクターですが、多くの場合リリィパイプと外部フィルターのホースの差し込み口の直径は異なっています。
なので、1種類のホースだけではお互いを接続させる事は不可能なのです。
そこで必要になるのが異径コネクターと呼ばれるパーツで、このパーツを用いる事で2つの異なるサイズのホースを連結させる事が可能となるのです。
異径の読み方は「いけい」です。
リリィパイプ側のホース
次に必要になるのは、リリィパイプ側に接続するホースです。
前述の通り、基本的に外部フィルターとリリィパイプで対応するホースの直径が異なりますので、リリィパイプ側のホースを別途用意する必要があります。
ここでの注意点としては、リリィパイプと言ってもサイズは様々ですので、それぞれのリリィパイプの直径に合うホースを準備する必要がありますので、その点には注意が必要になります。
また、リリィパイプはADAというメーカーの商品ですが、最近ではアマゾンで中国産のリリィパイプ風のガラス管が販売されていますので、ここも念のため把握しておくべきでしょう。
※詳細は後述
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エデニックシェルトV3とリリィパイプ風の例
続いては、我が家での実例をご紹介いたしましょう!
うちでは30cm水槽にエデニックシェルトV3という外部フィルターを使用しており、純正のリリィパイプは高いのでリーズナブルな中華製のリリィパイプ風を接続してフィルターを稼働させています^^
異径コネクターはφ9/12mm⇔φ12/16mm
まず、エデニックシェルトV3に付属の純正のホースと別途用意するホース(後述)の直径の長さが異なるホースを連結させる為に必要な異径コネクターについて。
我が家ではエデニックシェルトV3を使用しており、この付属のホースはφ9/12mmとなっています。
φ9/12mmの表記の場合、内径が9mmで外径が12mmである事を指しています。
そして、リリィパイプ風の直径は12mmとなっていますので、必要になる異径コネクターのサイズとしてはφ9/12mm⇔φ12/**mmのものとなります。
そうなると、このサイズ変換が可能な異径コネクターは限られており、エーハイムで販売されている以下の商品が該当するのです。
ホースは内径12mmに注目
続いて必要になるのは、リリィパイプ側に接続するホースとなります。
前述でご紹介の異径コネクターでは、12/16mmと表記がありますので可能であればこのサイズのホースを購入したいところです。
しかし、なぜかこのサイズにぴったりのホースはホームセンターでは売られていない事が多く、ネットで購入の場合1m1,000円近くするものばかりでかなり高いのです。
なので、(推奨はしかねますが)我が家では外径は無視して、内径12mmにマッチするホース(12/〇〇mm)をホームセンターの切り売りコーナーで入手する事にしました。
これであれば、50cm(25cm×2個)を200円弱で入手する事ができたので、かなり大きな節約につなげる事ができました!
パーツを揃える際の注意点!
最後に、実際に私が失敗してしまったパーツを揃える際の注意点についてご紹介しておきましょう。
パーツは2個ずつ揃える事
しっかりされている方であれば基本的にミスする事はないのでしょうが、私の様にうっかりミスが多い方には特に意識していただきたい点があります。
それは、揃えるパーツは必ず2個セットで購入するという事です。
というのも、ついうっかり異径コネクターを1個しか購入せず、排水側か給水側かの片方にしかリリィパイプを接続できない事態に陥ってしまったのです。
「じゃあ、もう一回買えば良いじゃん」と思われるでしょうが、この異径コネクターは結構特殊な商品ですので、普通のアクアショップやホームセンターでは販売されていないのです。
なので、いつもお世話になっているアマゾンでの購入になるのですが、この商品は「まとめ買い」専用の商品ですので、合計が2,000円以上の注文にならないと購入に進む事ができないのです。
別の出品者から購入する場合は、高くなるが単品でも購入する事が可能です。
お陰で無駄使いになるけど欲しいと思っていた炭酸水をケースでカートに入れて、無理矢理2,000円を越える買い物をする羽目に合いました。
ホースの長さは慎重に
2つ目の注意点は、ホース関連の話になりますが、実際に失敗した訳ではなく失敗しかけた内容となります。
具体的にどういった注意点かというと、利用される外部フィルターによってはホースが長過ぎた場合に十分なパワーが発揮できずに、水量が減ってしまうという現象が起きてしまうという点、そして余ったホースを大きくたわませてしまう事により稼働時にパワー不足によりうまく水が循環しないという状況を作ってしまうのです。
逆にホースが短過ぎてリリィパイプを斜めにしか設置できないなんて事も考えられます。
なので、ホースの購入を行う場合は、一旦自宅で配置をシミュレーションして、どれくらいの長さのホースが必要になるのか測定してから購入に踏み切る様にしましょう!
なので、一番安全なのは必要な長さより気持ち長めに購入しておく事でしょう。
うまくいけば水槽が一気にオシャレに!
以上がエデニックシェルトV3(外部フィルター)にリリィパイプを付ける為に必要なパーツの紹介や、実例を用いたアイテムの紹介となります。
これらのパーツが揃えば後は単純にホースを繋げるだけですので、基本的に間違えたり失敗することはないでしょう。
冬場はホースが硬くなりますので、お湯などで軽く温めてやると装着しやすくなります。
これが完了すれば水槽内の景観は大きく変化しますので、今までよりも何倍もおしゃれに見えることでしょう。
あとは自分のレイアウトのセンス次第ですね・・・・(汗)
最後に一言。
「各パーツは2個ずつ購入」という事を忘れずに準備を行いましょう^^