私が知っている中で最小のフィルターであるテトラのマイクロフィルターですが、レビューを見ていると「15cm水槽では水量が強過ぎる」という口コミを見かける事がありました。
そこで、実際にこのフィルターをベタの15cm水槽で使ってみて、水流や音を確かめたいと思います。
テトラ マイクロフィルターの水流
それでは早速、テトラ マイクロフィルターの各項目についてチェックしていこうと思います。
まずは、一番肝心な水流について。
この項目は、アマゾンのレビューなどでも結構な頻度で言及されていた部分ですし、実際に購入するにあたり一番心配していた部分でもありました。
かなりパワフルな水流
まず結論から言いますと、このフィルターはかなりパワフルです。
水槽の立ち上げ準備の際に、試しにこのフィルターをそのまま使用してみたところ、レビューにもあったように水槽内は弱めの洗濯機状態に(汗)
テトラのマイクロフィルター実験その1。
水流そのまま。 pic.twitter.com/R86PskiFrT— ハリー@アクアリウム (@harryaqua_jp) October 6, 2019
水流に強い熱帯魚であればこの水量でも問題はないのでしょうが、我が家ではベタを入れる予定でしたので何かしらの対策は必要なレベルでした。
様々な水流に変更可能
幸いな事に、このフィルターにはアタッチメントがいくつか付いており、それぞれ向きも調整できますのでいくつかの組み合わせでベタの飼育環境に適した水流にする事が出来ました。
が、そのどれもが15cm水槽の環境下では結構見栄えが悪くなってしまうレイアウトになってしまいました。
なので、別の手段で水流を整える事に!
水流を岩に当てて弱める
そんな強水流を景観を損なわずに弱める為に行った事として、水流をわざと岩に当てて水流を弱めるという方法です。
結果、かなりの強水流だった環境をここまで緩やかにする事が出来ました。
テトラのマイクロフィルター実験その2。
水流に岩をぶつける。 pic.twitter.com/eUCKlMyajA— ハリー@アクアリウム (@harryaqua_jp) October 6, 2019
近々、コケ取り要員のラムズボーンを導入予定ですので、様子見のためにコケ掃除していません。
テトラのマイクロフィルターの音
続いては、テトラ マイクロフィルターの音についてもご紹介したいと思います。
と言っても、これに関してはほとんど言う事はなく、文句なしの無音となります。
これに関してはアマゾンのレビューでも書かれていた事なので、少なくとも騒音レベルにはならず、多少の機会音くらいかなと思っていました。
しかし、実際に使ってみたところ音がわからないレベルの小ささで、なんなら風呂場の24時間換気の音の方が聞こえるくらいでしたね(汗)
マイクロフィルターの濾過能力は?
次に、このフィルターの濾過能力についてもご紹介しておきましょう。
我が家の15cm水槽で言えば、熱帯魚のフンや浮遊物はしっかりと吸い取ってくれて、中のメッシュ部分で溜め込んでくれています。
ただし、水質の観点から言えば、少し物足りない感もあります。
なにせ、本体が小さいのでその分、ろ材の量も少ないので物理的な濾過は文句なしですが、生物濾過(バクテリアによる濾過)は完璧とは言えないでしょう。
ちなみに、我が家では週一で水槽全体の1/4を水換えするようにしています(フィルターの有無に関係なく、他の水槽でも実施しています)ので、この状態でも特に問題はありません^^
ベタの飼育に使えるかどうか
以上の内容から、テトラ マイクロフィルターはベタの飼育にも活用できるフィルターであると言えるでしょう。
ただし、ベタをウチのように15cmほどの小型水槽で飼う予定、もしくはすでに飼っている場合はそのまま使ってしまうとベタが流されてしまう水流になってしましますので、水流を弱めるための施策が必要になります。
器用な方であれば、フィルターにメッシュなどを追加して水流を弱めることもできますが、ご紹介のように岩に当てて水流を弱めるという方法で簡単に調整できますので、参考になればと思います^^
大き目の水槽の場合は?
ちなみに、ベタの水槽といっても30cmキューブ水槽レベルの大きさの水槽になってくると、むしろマイクロフィルターの水流は丁度良いくらいになると思います。
なので、ここで紹介しているフィルターの水流調整はあくまでも15cmなどの超小型水槽に使う場合にのみ、活用していただければと思います。