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熱帯魚が死んでしまう原因13選!飼育には全てクリアする必要がある

熱帯魚は非常にきらびやかな生体ですので、飼育する事で家の中に癒しをもたらす事ができます。

しかし、そんな熱帯魚ですが飼育する上でいくつか注意点があり、それらを疎かにすると直ぐに死んでしまうリスクを持っているのです。

そこで、ここでは熱帯魚が死んでしまう原因を12項目ほどご紹介いたしますので、これから飼おうか検討されている、もしくは現在進行形で熱帯魚が死んでしまっている方は参考にしていただければと思います。

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水槽内の水質が原因の場合

水換え

まずは、魚類にとって最も重要な「水」に関して見ていきましょう。

一言で水(飼育水とも言います)といっても、その中には熱帯魚の飼育においては非常に多くの要素を含んだ存在となりますので、死なせない為にはしっかりとした管理が必要になる部分であります。

水温

水質関連で言えば、なんといっても水温が最もわかりやすい指標になるでしょう。

熱帯魚はその名の通り、熱かい環境下でしか生きられない生体ですので、水温が低すぎると死んでしまう生き物です。

もちろん、水温が高すぎても熱帯魚は死んでしまいますので、適温に保つためにヒーターを導入して26℃前後に保つ事が必要になります。

水質悪化

熱帯魚も生き物ですので、人間と同じ様に排泄を行いますし、その排泄物の中には熱帯魚にとっても有害なアンモニアを含んでいます。

このアンモニアは多少であれば熱帯魚を死なせるに至らないものではありますが、それが積もり積もって水中内に大量に含まれる様になってしまっては、熱帯魚でも死んでしますのです。

なので、熱帯魚の飼育環境下では、このアンモニアを分解する事ができるバクテリアの導入が必要不可欠となります。

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また、バクテリアだけに頼らずに、2週間に1回の頻度で水槽全体の1/3ほどの水を新しい水に変える様にしましょう。

水道水の塩素(カルキ)

基本的に、熱帯魚の飼育に用いる飼育水には水道水を利用しますが、水道から出した水をそのまま使ってしまうと熱帯魚を死なせてしまうことになります。

というのも、日本の水道水にはカルキ(塩素)が含まれている状態で出てきており、このカルキは熱帯魚にとっては有害な物質なのです。

なので、熱帯魚水槽に入れる飼育水は、事前にカルキ抜き処理を行った水道水を用いる様にする必要があるのです。

ハリー
ハリー
カルキ抜きは水道水を2日ほど汲み置きするか、カルキ抜き溶液(100均で入手可能)を混ぜる事で行えます。

洗剤などの混入

熱帯魚の飼育を一定期間行っていると、フィルターやヒーター、水温計などに苔などが付着する事があります。

なので、定期的に掃除をすることになるのですが、その際に洗剤などを利用される際には水槽に戻す際に念入りな水洗いが必要になります。

特にフィルターに使われるパイプなどに洗剤を使われた場合、表面に強力な塩素が残っていたり、細かいパーツの隙間に成分が残っていてフィルターを稼働させた瞬間にその成分が水中に一気に拡散されるなんて事もあり得ます。

熱帯魚の飼育用品の掃除の際に洗剤を使わない事が望ましいですが、どうしても使用が必要な場合は洗浄後に数時間は水槽以外の場所で水を循環させて完全に洗剤の成分を飛ばすべきでしょう。

 

餌が原因の場合

餌

続いては、生き物の生命線でもある食糧、つまり餌に関して見ていきましょう。

給餌量

餌関連で熱帯魚の生死に関わる要因の一つとしては、1回に与える量が関係してきます。

もちろん、与える餌が少な過ぎれば熱帯魚たちが餓死してしまう事もありますし、逆に与え過ぎてしまう事でも熱帯魚の健康を害してしまい、結果的に死なせてしまうことにもつながるのです。

加えて、餌が増えれば糞も食べ残しも増えますので、前述でご紹介の水質悪化を招く事になり、熱帯魚にとって更に生きにくい環境になってしまうのです。

餌を食べない

餌関連で言えば、もう一つ注意点があります。それは餌を与えても食い付かずに、そのまま餓死してしまうというものです。

餌の食いつきが悪い要因の一つとして、新しく購入した熱帯魚が環境に慣れるまで食いつきが悪くなる事があります。これに関しては時間が解決してくれますので、そこまで心配する必要はありません。

しかし、すでに水槽に導入してから3日ほど経過しているのに、一向に餌を食べない場合は前の飼育環境で与えられていた餌しか受け付けない体になっている可能性がありますので、この場合は購入したショップで普段は何の餌を与えているか事前に確認して、自宅の水槽でも同じ餌を与える様にしましょう。

 

ストレス関連

水槽の準備

次に、意外と見落としがちな熱帯魚が死んでしまう原因である「ストレス」について。

言葉を交わす事が出来ないからこそ、普段から熱帯魚の挙動を観察する必要がありますので少し難しいかも知れませんが、重要な部分であることには変わりはありませんので、より注意が必要な項目となっています。

混泳の相性

熱帯魚には混泳可否の相性が存在します。

代表的な例で言えば、ベタ同士の混泳です。ベタは闘魚と呼ばれる熱帯魚ですので、同じベタ同士を同じ水槽に入れていると片方が死ぬもしくは瀕死になるまで攻撃し続けてしまうのです。

他にも、ベタとグッピーの雄の混泳の場合であればグッピー雄のヒレがベタに似ている事から間違えて攻撃されてしまったり、捕食者と餌の関係性にある種類同士の混泳も弱い立場の生体に多大なストレスとダメージを与えてしまいます。

なので、複数種類の熱帯魚を同じ水槽に入れたいと考えた場合は、事前に混泳の相性について調べる必要があります。

スペース不足

続いてのストレスの原因としては、水槽の大きさが小さすぎて遊泳できるスペースがない状況です。

これは単純に飼育する熱帯魚の大きさに対して水槽が小さ過ぎたり、水槽自体は大きいが過密飼育だったりレイアウトでほとんど泳げるスペースがない場合に、熱帯魚たちにストレスを与えてしまいます。

この場合のストレスでは、他の要因が起きないのであれば数日で死んでしまう事は少ないですが、確実に寿命が短くなってしまいますので1年も経っていないのに死んでしまうなどの現象が起きてしまう事でしょう。

外部刺激が多すぎる

ストレス関連の3つ目の要因としては、外部からのストレス性の刺激が多すぎる事です。

具体的には、小さな子供が終始水槽を叩いたり網で熱帯魚を追いかけまわしたりする場合であったり、ペットとして飼っている猫などの小動物が常に水槽の中の熱帯魚を狙って攻撃を仕掛ける様な環境の場合です。

四六時中このような環境に置かれてしまっては、流石の魚水と言えどもストレスが原因で数日で死んでしまう可能性があるのです。

水流が強すぎる

ストレスで言えば、濾過フィルターなどで発生する水流が強すぎる事が原因で、熱帯魚たちが死んでしまう事も少なくありません。

特に小さな水槽に対して、「値段の高いフィルターを使おう」と能力過多なフィルターを用いてしまうと、そのフィルターのパワーが強過ぎて水槽内が洗濯機状態になってしまうのです。

そうなると、もともとそこまで水流の強い地域で生まれた訳ではない熱帯魚たちですので、非常に大きなストレスを感じてしまうとともに、体力を大きく削られてしまうのです。

この場合、水流がどれだけ強いのかにも左右されますが、下手をすると数時間で死なせてしまう可能性がありますので、水槽の準備段階で注意する必要があります。

 

その他

バクテリア

最後に、上記のいずれにも該当しない要因で熱帯魚が死んでしまう原因をご紹介しましょう。

一応「その他」と聞くとそこまで重要なことではない様なイメージを持たれるかもしれませんが、上記でご紹介した項目に引けを取らないレベルで重要な事が多いので、引き続き注意が必要なものとなります。

酸素濃度

熱帯魚も生き物ですので、当然ながら酸素を呼吸で取り込む必要があります。

彼らの呼吸方法はえら呼吸による水中に溶け込んでいる酸素を取り込む方法となりますので、必然的に水中に酸素が存在している必要があります。

水中に酸素が存在している環境を作るには、フィルターの水流によって水面がなびかせれていたり、水草の植栽により水中で光合成を行わせている必要があります。

この2つのいずれも存在しない環境で、尚且つ空気と接している面積が小さい水槽の場合、酸欠に陥る可能性があります。この場合は、新しく生体を水槽に入れても数分で死んでしまいますので、比較的早期に原因が判明する事でしょう。

感染病

続いての熱帯魚を死なせてしまう要因としては、感染病によるものが存在します。

これは普通に飼育を続けている中ではそこまで発言するものではありませんが、新しく熱帯魚を購入し水槽に新しい仲間として迎える場合には注意が必要な項目となります。

というのも、熱帯魚の購入先の環境が悪く、そこで売られている熱帯魚が病気にかかっている場合、その熱帯魚を自宅の水槽に入れる事で外から病気を招き入れてしまう事になるのです。

これを完全に防ぐ事は出来ませんが、少しでも可能性を減らす為に購入しようとしている生体の水槽内に死んでいる個体がないかを確認する事、そして自宅の水槽に入れる際にはできる限りショップの飼育水が入ってしまわない様に、熱帯魚を網ですくって水槽に入れる様にしましょう。

飛び出し事故

最後の熱帯魚死亡の要因としては、飛び出し事故によるものとなります。

これは何か飼育方法が悪かったりしない場合でも起きる「事故」ですので、ある程度は仕方ない事となります。

ただし、防ぐ方法は存在しており、しかもかなり簡単な方法です。

それは単純に水槽の蓋をしっかりと閉めておくという事です。これを行うかどうかだけでも劇的に飛び出し事故死を減らす事が出来ますので、少なくとも就寝時には蓋をしておくことをお勧めします。

ハリー
ハリー
ちなみに、飛び出し事故はガラス面に沿って飛び上がる事が多いので、水槽の中央よりも縁を中心に覆ってあげるとより事故を減らす事が可能です^^

 

まとめ

以上が、熱帯魚を死なせてしまう主な要因の紹介となります。

ここで紹介している内容は全部で13項目にも及んでいますが、これらは熱帯魚の飼育を行う上では基本的には全てクリアさせておくべき項目とも言えます。

とは言え、項目自体は多いですが正しい方法で飼育を行っていれば、勝手にクリアできる項目ばかりですので、そこまで気負う必要はありません。

実際、一度水槽の環境を安定させてしまえば、ほとんど手間をかけずに熱帯魚たちの世話(ほぼ餌やりのみ)をする事が可能となりますので、その点は安心していただければと思います^^

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