アクアリウムとテラリウムの両方を楽しむことができるものをアクアテラリウムと言い、それ専用の水槽がGEXから販売されています。
以前から興味のあったジャンルでしたので、今回GEXのアクアテラを購入させていただきました。
そこで、今回はこの水槽のレビューや気付いた注意点などを紹介しようと思います。
GEXアクアテラの内容物
今回、私が購入したGEXのアクアテラは一番サイズの小さい20cmタイプとなります。
まずは、この商品の内容物について簡単にご紹介いたします。
GEXアクアテラの内容物
- 水槽
- クッションシート
- ガラス蓋&クリップ
- 白濁りを抑えるカルキ抜き
- サイレントフロー スリムブラック
まぁ、定番な内容物っちゃ定番ではありますが、濾過フィルターがついているのは嬉しい限りで、更にそれが黒色というのが黒系の石を組み上げる予定だった私としては非常に嬉しいカラーチョイスでした^^
これは、また別の記事で・・・。
GEXアクアテラのレビュー
それではここからが本題のGEXのアクアテラのレビューに移りたいと思います。
今回れビューする内容としては、デザイン・実際に使用してみたサイズ感・レイアウトの可能性についての3項目となります。
デザイン
まずはGEXアクアテラのデザイン性について。
商品ページの写真でもわかる様に、このタイプの水槽の特徴としては前側のガラス面が斜めにカットされていて、陸上部分をガラスを通さずに鑑賞できる様になっている形状です。
その為、通常の立方体や直方体の水槽とは異なり、この形状だけでオシャレ度がかなり高く感じますね^^
もちろんおしゃれに見えるだけではなく、陸上部分に植物などを植栽していたり滝の様にレイアウトしている場合は、マイナスイオン的なものをより感じやすくなります。
サイズ感
続いては、サイズ感について。
今回購入した20cmサイズの次に大きい30cmタイプとで、どちらを購入しようかかなり悩みました。
というのも、アクアテラでは溶岩石を使った滝風レイアウトを考えていたので、その分の体積を考えると生体の活動可能範囲がかなり狭まるので、20cmでは窮屈になるのではないかという悩みがあったのです。
新水槽の立ち上げ、完了〜!!
見る角度次第で後ろのネットが見えちゃう(汗)#アクアリウム pic.twitter.com/lCp9DnzXba— ハリー@アクアリウム (@harryaqua_jp) December 7, 2019
が、実際に20cm水槽でレイアウトを組んでみると意外とスペースがあり、溶岩石の隙間にも潜り込むことが出来る事から意外と問題なく飼育することが出来ました^^
適量の溶岩石をいかに安く購入できるか悩んだ結果、意外なところから安く購入できた話。
アクアリウムで少し手の込んだレイアウトをしようと思うと、水槽などの機材の他に石や流木も必要になってきます。 中でも溶岩石という石は、細かい穴が多くバクテリアが定着しやすいことから、水質浄化作用にも役立 ...
続きを見る
レイアウトも幅が出せる
そして、この20cmというサイズでもう一つ懸念していたものとしては、水槽が小さい事からレイアウトに拘ることが出来ないのではないかという疑問です。
しかし、この心配事も実際に手元に商品が届いて様々なレイアウトを試してみるうちに、結構いろいろなレイアウトが可能だということが判明しました。
まず、上記のツイッター画像でもご紹介している様に滝風のレイアウトに加えて、GEXのアクアテラの商品ページに載っている様な大きな岩を端にどんと置いたレイアウト。
他にも端に幅が出ない様に滝を作り、反対側に生体の隠れ家となる水草を植え、前方は観賞しやすいように水草なしもしくは前景草のみというレイアウトも可能なサイズだったのです。
GEXアクアテラの注意点
続いては、GEXアクアテラのデメリットとまでは言いませんが、注意が必要な項目がいくつかありますので、そちらも併せて紹介しておこうかと思います。
水量は少なめ
まず、一つ目の注意点はGEXアクアテラに入れられる水量は少なめであるという点です。
これはガラス前面を斜めにカットされている形状から予測できる事ではありますが、実際に目の当たりにするとかなり少なく感じます。
特に通常の水槽で熱帯魚などの生体を飼育されている方は、その量は想像よりも少なく感じることでしょう。
そして、水量が少ないという事は当然熱帯魚が泳ぎ回れるスペースが狭いことを示しますので、中型〜大型の熱帯魚の飼育はできず、小型の熱帯魚であっても大量に導入することは出来ません。
メンテの頻度は高い
次に注意が必要なポイントとしては、メンテナンスの頻度が通常の水槽よりも多いという点です。
これは多くのアクアテラのレイアウトに共通している点なのですが、基本的には濾過フィルターで濾過された飼育水は一旦陸上部分に吐水され、そこから下層エリアである水中に戻っていきます。
なので、通常のアクアリウムよりも水が陸上に滞在している時間が長くなり、それだけ蒸発する量が増えてしまうのです。
そうなると水の減り方はかなり早くなり、足し水が多くなるという事は水質を一定に保つ難易度も高くなってしまうのです。
匂いや虫の発生
そして、アクアテラの最大の注意点としては、陸上の湿っている部分から発生する可能性が高い匂いと虫の対策です。
私の場合は、冬場にアクアテラを開始したてで夏場はまだ経験していないので、虫の発生に遭遇してはいませんが、確実に対策が必要になるでしょう。
とは言っても、虫と匂い対策自体は簡単で、陸上部分を定期的に水で流すという方法です。
もちろん、濾過フィルターの吐水が流れる部分は普段から水流ができているので、対策を行う場所はそれ以外の陸上部分です。
これを行う事で、虫であれば流されて水中に落とす事で熱帯魚の餌になりますし、匂いについても水中に流す事で濾過フィルターで濾過されたり、バクテリアの作用で浄化することが出来るのです。
まとめ
アクアテラは通常の水槽でも行うことができますが、このGEXのアクアテラの様に斜めカットされている水槽で行うだけでかなり印象が良くなります。
何より、滝風レイアウトにすることで、水の流れる音をガラスを通さずに直で聞くことでかなり癒されている気がします^^
購入前の懸念点なども全て解決することが出来ましたので、結果的にアクアテラ水槽を購入して正解だったと思っています。
もし、この商品の購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、参考にしていただければと思います。