熱帯魚といえば、そのカラフルな色合いが印象的でしょう。
そして何と言っても、青色と赤色のカラーリングに関してはそれらの中でも群を抜いて目立つ色合いです。
そこで、今回はこの2色のうち、青色の熱帯魚にどんな種類が存在するのかをご紹介していこうと思います。
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青色の熱帯魚は実は少ない?
まず、初めに衝撃的なことをお伝えしようかと思います。
熱帯魚が初めてという方の脳裏には、「青い熱帯魚」としてはこの様な魚を思い浮かべる事が多いでしょう。
しかし、これらの魚は熱帯魚ではなく、そもそも淡水魚でもなかったのです。
つまり、これらの青色が鮮やかな魚たちは海に生息している海水魚だったのです!
もちろん、全ての青い魚が海水魚という訳ではありませんが、青い熱帯魚に関しては種類が少なく、尚且つ全身が青い種類というわけではなく、一部だけだったり他のカラーもある内の1色が青色なだけというものになっているのです。
青い熱帯魚
それでは、ここからは実際に青い体色を持つ熱帯魚をご紹介していきましょう!
ネオンテトラ系統の熱帯魚
まずは、熱帯魚の代表格であるネオンテトラ!
写真でも分かる通り体全体が青色ではなく、青と赤の2色が横に走っているカラーリングとなっています。
ちなみに、ネオンテトラと同じ系統のカージナルテトラやグリーンネオンテトラにも同様に、青色のラインが入っています。
これらのテトラ系の熱帯魚は比較的穏やかな性格で、水質変化にも多少の耐性がありますので、初心者の方でも飼育が簡単な種類となっています。
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青色の個体もいるグッピー
続いては、様々な体色を発現させる熱帯魚であるグッピーを、青色の熱帯魚としてご紹介する事が可能です。
写真の通りグッピーは個体ごとに様々なカラーリングを持っていますので、一概に青色と括る事はできませんが、ペットショップなどで購入する場合にはカラーの選択が可能ですので、その点はご安心ください。
なお、このグッピーはネオンテトラ同様に非常に飼育が簡単な熱帯魚の一つです。
むしろ、簡単すぎてオスメスを混泳させている水槽では増えすぎて逆に困ってしまう、という状況にもなってしまう事でしょう(汗)
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プラティにも青色の個体がいる
グッピーと性質の似ている熱帯魚に、プラティという種類の生体がいます。
彼らも非常に飼育が簡単で、また繁殖が盛んに行われて増え過ぎてしまう事の多い熱帯魚です。
そして、個体によって様々なカラーリングを持っているという点、その中に青色も含まれているという点においてもグッピーと同じ性質なのです。
一つ異なる点としては、実は彼らは環境に合わせて性転換を行う事が可能で、繁殖をさせない為にオスだけで複数匹を混泳させていると、片方がメスに勝手に性転換を行い、そのまま子供を産んでしまうのです。。。
コンパクトな水槽でも飼育可能なベタ
4つ目にご紹介する青い熱帯魚としては、我が家でも飼育しているベタです。
彼らも様々なカラーリングを持った種類ですので、真っ赤だったり鯉の様に赤白黒が混じり合った個体だったりと非常に色が豊富な熱帯魚です。
とはいえ、青色のベタは比較的メジャーなカラーリングですので、ベタを販売しているショップであればほぼ確実にラインナップに入っているカラーとなっています。
なお、ベタは単体飼育が基本となっていますので、15cm水槽の様な超小型水槽でも飼育が可能な熱帯魚ですので、部屋のワンポイントとしてベタ水槽を設置する事が可能です。
また、水質悪化や水温変化についても他の熱帯魚よりは高い耐性を持っていますので、比較的簡単に飼育ができる熱帯魚と言えるでしょう。
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どの規模で飼育したいかで判断
この様に、種類自体は少ないですが、それでも青色の体色を持つ熱帯魚はいくつか存在します。
あとは、どのくらいの規模の水槽でどれくらいの数の熱帯魚を飼育したいかによって選択する青い熱帯魚が変わってくるでしょう。
シンプルに1匹もしくは2匹
まずは、小さめの水槽でコンパクトに1匹もしくは2匹ほどで飼育したいという場合について。
この場合は、基本的にはベタをオススメする事になります。
前述でもご紹介の通りベタは基本的には単体で飼育する事が水槽されている熱帯魚ですので、シンプルな水槽にはピッタリでしょう。
もちろん他の青色熱帯魚でも2匹で飼育する事は可能ですが、ネオンテトラ系の場合は複数匹で飼育して群泳させる事でその魅力が引き立ちますし、プラティは同性同士でもお構いなしに子供を作ってしまいます。
なので、シンプルに飼育するのであればベタ単体かグッピーのオス2匹のいずれかのパターンがオススメとなります。
ほどほどのサイズの水槽で色々飼いたい場合
上記に対して、30cm水槽前後の大きさの水槽で、複数種類の熱帯魚を飼育したいという場合について。
この場合は、多少繁殖が行われても直ぐに水槽がいっぱいになる事はないでしょうから、グッピーやプラティを導入してしまっても大丈夫でしょう。
しかし、逆にベタの飼育に関しては広い分には問題ないのですが、他の熱帯魚、特にグッピーのオスとの混泳は争いが起きてしまうリスクが高いので、混泳には向かないでしょう。
例外もある
ベタはオス同士だと片方が死ぬまで威嚇&攻撃を仕掛けますので、ベタのヒラヒラの尾びれに類似しているグッピー雄を混泳させてしまうと、攻撃されて体の小さなグッピーが死んでしまう可能性が高いです。
ただ、ベタの中には穏やかな性格の子も存在していますので、その子の性格次第では混泳も可能になる場合があります。
以前、ベタ水槽リセットの際に試しにメイン水槽に避難させたら、案外大丈夫だったので思い切って混泳!
初日はお互い警戒してたけど、2日以降は余裕そうです^ ^ pic.twitter.com/Dq2IcAWjyQ— ハリー@アクアリウム (@harryaqua_jp) November 29, 2019
まとめ
青色の熱帯魚には、以下の4種類を挙げる事ができます。
青い熱帯魚
- ネオンテトラ
- グッピー
- プラティ
- ベタ
マイナーな種類の熱帯魚をあげればもう少し存在しますが(ラミレジィ)、基本的にそう言った熱帯魚は専門店でしか購入する事が出来ませんので、ここでは割愛させていただきました。
代わりに上記の4種であれば、ホームセンターに併設されているペットコーナーでも比較的入手しやすい種類となっていますので、青い熱帯魚の飼育を検討されている方は、是非参考にしていただければと思います。
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