先日、アクア生体の通販で有名なチャームさんで生まれて初めてのレッドビーシュリンプを購入しました。
レッドビーシュリンプはミナミヌマエビなどよりも高価な生体で、尚且つ飼育の難易度が高いことから躊躇してしまう方も多いかと思います。
そこで、今回は実際に通販(チャーム)でレッドビーシュリンプを購入して感じた生体の状態やその他の情報についてご紹介しようと思います。
今回チャームで購入したレッドビーシュリンプ
今回はチャームというアクア生体の通販を行っているショップから、無選別のレッドビーシュリンプ10匹を取り寄せ(購入)を行いました。
もちろん、もっと多くの匹数が良いという場合には20匹セットなどもありますので、好みの方で注文すると良いでしょう。
ちなみに、保証分として1匹多く入っている事があります。
加温水槽で飼育されているレッドビーシュリンプ
一応レッドビーシュリンプはミナミヌマエビと同様に、かなりの低水温下でも生存する事が可能な種類の生体ではありますが、これまでどういった環境で飼育されてきたのか次第で低水温に対応できるかどうかも変わってきます。
私も可能であれば、ヒーターなしで飼育できる様になりたいと思っていたのですが、そのためには先にチャームでどれ位の水温で飼育されているかを知る必要があります。
なので、お手数おかけする事になりますが電話で直接お伺いしてみた所、どうやらチャームではレッドビーシュリンプを20〜24℃の水温で飼育しているとの事でした。
なので、この環境で飼育されてきたレッドビーシュリンプという事で、夏まではヒーターのある環境で飼育して秋口以降は一旦ヒーターを撤去してどこまで低水温で飼育できるか検証する必要がありそうですね(当方、屋内飼育です)。
人工餌でされている
レッドビーシュリンプはミナミヌマエビ同様に、コケが餌になる生体ですので(厳密には水槽内の微生物も餌になっています)基本的には追加で人工餌を与える必要はありません。
しかし、人工餌にはやはりレッドビーシュリンプなどのエビの成長を促進させられる配合で作られていますので、大きくなりやすく、そして繁殖も盛んに行わせやすいことからかなり有用です。
加えてチャームさんでも人工餌で飼育されていた生体ですので、毎日あげないにしても数日に少量の人工餌はレッドビーシュリンプの栄養価的にも必要かと思われます。
無選別は安いが模様や大きさがバラバラ
今回購入したレッドビーシュリンプについて、もう一つ。
商品ページにも記載がありますが、今回私が購入したレッドビーシュリンプは「無選別」というもので、模様や大きさは統一されておらずバラバラです。
もちろんレッドビーシュリンプである事には間違い無いので、全て赤白の個体ではあります。
ただ、赤バンド1本だけだったり、大きな個体は2体だけで残りはミニマムサイズだったりとムラがあります。
が、その分1匹あたりの金額は選別されているものよりもかなり割安になっていますし、個体自体は非常に健康な個体だらけですので、長く飼育していくという方にとっては特にデメリットはないという生体となっています。
チャームの梱包はどんな感じ?
続いては、チャームさんでレッドビーシュリンプを購入した際に、どの様な梱包で到着するのかについてご紹介しましょう。
ちなみにチャームさんではレッドテトラも購入した事がありますが、毎回かなり丁寧で温度調整も完璧な状態での到着ですので、生体の通販としてはかなり安心して注文できる業者と考えています^^
発砲スチロールで梱包
今回購入したレッドビーシュリンプの発送には、発砲スチロールに梱包された状態で送っていただけました。
その発砲スチロールも開封する部分を透明テープで補強されて、運搬時に誤って蓋が空いてしまわない様に封をされていました。
カイロ同梱で温度調整
また、チャームさんではレッドビーシュリンプを20~24℃で飼育されているという事ですので、輸送中の水温低下は生体にかなりのダメージを与えてしまう事になりますので、保温対策もバッチリです。
その方法はシンプルなもので、写真の下部に新聞紙に2枚のカイロを巻いて同梱させておくという方法です。
運搬中の正確な水温までは計測することはできませんが、少なくとも到着時の水温は21℃と適温が保たれた状態でした。
ネットでレッドビーシュリンプの足場確保
レッドビーシュリンプに限らずミナミヌマエビなどのエビ系の運搬時のストレスには、水温の変化や振動以外に足場の不安定さというものがあります。
あまり知られていない可能性もありますが、実はエビ系は足場がツルツル過ぎる環境ではストレスで死んでしまう事がある程に重要な項目なのです。
そして、チャームさんで購入したレッドビーシュリンプには、この問題点も網を同梱させることで解消させた状態で発送していただけます。
そのおかげか、到着時に死着個体は0体とレッドビーシュリンプにしてはかなり嬉しい状況で受け取る事ができました。
チャームのレッドビーシュリンプは丈夫?
前述でもご紹介の通り、レッドビーシュリンプの飼育はネオンテトラなどの熱帯魚よりも飼育の難易度が高い生体です。
特に環境・水質変化には非常に敏感ですので、水合わせには時間をかけて慎重に行う必要があります。
水合わせ完了!
8時間もかけた甲斐あって、全個体とも元気いっぱい^ ^ pic.twitter.com/XMfqKW2cba— ハリー@アクアリウム (@harryaqua_jp) April 6, 2020
そして、その結果レッドビーシュリンプたちがどの様になったかをご紹介しましょう。
購入から1週間後の状態
まず、残念な事として、水合わせ時に星になってしまった子は居ませんでしたが、その数日後に1匹だけ落ちてしまった子が出てしまいました。
むぅ。あれだけ慎重に水合わせしたのに、1匹落ちてしまった。。。
他の子は脱皮もしてツマツマしまくってるから大丈夫そうかな? pic.twitter.com/AGgEvMedwv— ハリー@アクアリウム (@harryaqua_jp) April 8, 2020
ただ、この子以外は脱皮も見られ、他の水槽で飼育しているミナミヌマエビよりも活発に動き回ってソイルやコケをツマツマしまくっていますので、現状は問題なさそうです。
かなり丈夫な個体
個人的に色々調べてみたところ、やはりレッドビーシュリンプはかなり気難しい生体らしく、水合わせの最中に全滅している方やそもそも全個体死着だったというケースも見られました。
しかし、今回購入したチャームのレッドビーシュリンプに関しては、少なくとも死着は0ですし1週間経過した時点で落ちた子は1匹だけですので、この生体にしてはかなり丈夫な個体だと言えるでしょう。
もちろん、今回注文したのが4月の上旬でしたので、これが夏真っ只中だった場合にも同じ結果になるかと言われると断言することはできませんが、少なくとも寒い時期に購入した状況でここまで生き残りが多いのは、やはりそれだけ生命力の高い個体が多いと考える事ができるでしょう。
チャームのレッドビーシュリンプの注意点
そんなチャームさんのレッドビーシュリンプですが、やはり環境の変化(主に水温・pH)に対して最大限の警戒が必要になるでしょう。
特にヒーターなしの無加温環境で飼育したいと考えている方は、かなり長期的にこの注意点と向き合っていく事になるでしょう。
初めはヒーター付きの環境で
前述でもご紹介の通り、チャームさんのレッドビーシュリンプは加温環境で飼育されている生体ですので、普段の生活圏としては20~24℃の環境となります。
なので、お迎えからしばらくは同様の水温で飼育できるようにヒーターの設置は必須となるでしょう。
注意
数日にかけて水合わせする事で無加温環境に慣れさせるという方法もありますが、いくら時間を多めに取ったからと言っても生体へのダメージが0になる訳ではないので、あまりオススメは出来ません。
低水温で飼育希望の場合は少しずつ温度を下げよう
低水温での飼育を希望されている場合は、まずはヒーターで水温管理された環境でレッドビーシュリンプを慣れさせましょう。
そしてその状況を維持しつつ夏を待ち、そのタイミングでヒーターを撤去すると良いでしょう。
そうすれば後は、日本の四季に合わせて夏→秋→冬と外気温が勝手に水温を徐々に下げてくれる様になりますので、数ヶ月におよぶ天然の水合わせが発動するので、後はレッドビーシュリンプ自身が環境に適用していくのを待つ事になります。
まとめ
以上が、チャームさんの通販で購入したレッドビーシュリンプのレビューとなります。
他の方のレビュー(アマゾン掲載)を確認してもチャームさんのレッドビーシュリンプは評価が高いので、当たり外れというムラも少なく優良な購入先と言えるでしょう。
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なので、後はどれだけ時間をかけて丁寧に水合わせを行う事ができ、そしてレッドビーシュリンプにとって望ましい環境を準備できているか次第となるでしょう。
もし、レッドビーシュリンプの飼育を検討されている方がいらっしゃいましたら、是非参考にしていただければと思います^^