熱帯魚の中でも飼育がかなり簡単と言われていうるグッピー。
そう言われる理由の一つに、どんな餌でも食べてくれるというポイントがあります。
とは言え、やはりグッピーにとって最適な餌を与えた方が健康的ですし、発色も綺麗になることでしょうから、ここでは状況ごとに異なる最適なフードをご紹介いたします。
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グッピーの好ましい餌の条件
冒頭でもご紹介のとおり、グッピーは本当になんでも食べてくれますので、「食事」という目的だけを達成させる為であれば基本的に簡単に達成させる事が出来るでしょう。
それこそ、金魚やめだかと一緒でパンくず等でも食べてくれますので、そういった意味では非常に優秀な熱帯魚でしょう。
ただ、やはりグッピーも生き物ですので、その成長過程において必要な栄養分を必要なタイミングで摂取しないと、大きく綺麗に成長することができません。
そこで、まずはグッピーの成長段階で望ましい餌の条件を見ていきましょう。
グッピーの成魚の場合
まずは、グッピーの成魚の場合に望ましい餌の条件について。
この場合は、体自体は出来上がっている状態ですので、タンパク質はそこまで大量に摂取させる必要はありません。

その代わりに、彼らの健康維持と体色をより鮮明に発色させる事が出来る栄養分を摂取できるものが望ましいでしょう。
グッピーの稚魚の場合
グッピーの成魚に対して、グッピーの稚魚の場合は反対に高カロリー高タンパクな餌を与え必要があります。
稚魚のタイミングでこういった栄養素を含んだ餌を食べれなかった場合、成魚になっても体のサイズがあまり大きくならず、病気などに対する抵抗力も弱い個体に育ってしまうのです。
なので、グッピーが小さいうちは、とにかく体を大きくできる栄養素をどんどん摂取させる事で、かなりのハイスピードで成長させる事が可能になるのです。
グッピーに与えられる餌
それでは、上記のグッピーの成長過程で必要な栄養素の条件を元に、具体的にどの餌が好ましいのかをご紹介していきましょう。
グッピーの成魚にオススメの餌
まずはグッピーの成魚におすすめの餌を見ていきましょう。
前述のとおり、成魚になっている場合はそれ以上体を大きくする為のタンパク質は不要になり、健康維持&発色のサポートが出来るフードが望ましくなりますので、テトラ (Tetra) グッピー 75gが最適な餌と言えるでしょう。
このフードの特徴としては、「健康で容姿が美しく、色鮮やかなグッピーを育てるために必要な栄養成分をバランスよく配合しています」という記載があるとおり、グッピー成魚にとって望ましい栄養素が丁度いい成分比で含まれていますので、最適なフードと言えるでしょう。
グッピー稚魚にオススメの餌
続いては、グッピーの稚魚にオススメの餌のご紹介となります。
が、「グッピーの稚魚」と言える時期でも生まれたばかりの針子の時期と、少し成長して親魚と混泳できる大きさまで成長している時期とで微妙にオススメできるフードが異なります。
グッピーの針子の時期にオススメの餌
まずは、グッピーの稚魚が生まれてから数週間までの期間である針子と呼ばれる時期にオススメの餌としては、ブラインシュリンプエッグスが挙げられます。
針子時代のグッピー稚魚の餌において、何よりも注目すべきは針子でも食べられる大きさの餌である事です。
その点このブラインシュリンプであれば、その条件をクリアできるだけではなく天然のものですので、栄養価としても文句なしの餌と言えるでしょう。
稚魚が混泳できる大きさの時期にオススメの餌
次に、針子を卒業できるくらいにまでグッピーの稚魚が大きく成長した段階で与えられる餌について。
この時期まで来れば、前述でご紹介している成魚用の餌を食べやすい大きさになるまで軽く擦り潰して与えても大丈夫ですし、針子時代に与えていたブラインシュリンプを継続して与える方法でも可能です。
グッピー は繁殖力が高いので、ブラインシュリンプを無理に使い切る必要はありません。また直ぐに必要になる可能性が高いです。
なので、この段階で既に親魚と混泳させている場合はそのまま成魚用の餌に変更しても大丈夫ですし、より大きく成長させたい場合はテトラミン ベビーを使って餌のステップアップを行うことも可能です。
まとめ
以上が、グッピーに最適な餌の条件と、具体的なフードのご紹介となります。
グッピーは飼いやすい熱帯魚の代表格にもなる種類の淡水魚ですので、正直なところここまで拘らなくても死なせてしまう事はありません。
我が家の場合であれば、メダカの餌が水槽セットの付録で付いていたので、グッピーの餌に混ぜて使っていますが、なんの悪影響も出ておらず、稚魚も死んでしまう事なく成魚にまで成長しています。
ただ、やはりグッピーに最適な餌ではないので、個体の発色を最高まで高められているという事はなく、出産の際にもそこまで産まれる匹数も多くはありません。
なので、もしその水槽の主役としてグッピーを飼われるのであれば、それだけしっかりした餌を揃えた方が、確実にグッピーにとってもアクアリウムとしての美しさも引き出せる事でしょう。
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