水槽内の白い糸みたいな虫

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白い糸の様なウネウネが水槽内に!?この微生物の正体や熱帯魚への影響など

先日、我が家に初めてのレッドビーシュリンプの水槽を立ち上げたのですが、その数週間後に水槽内に白いウネウネした生物が発生していたのです。

その見た目もさる事ながら、一番の心配は生体への影響の有無についてです。

そこで今回は、この白いウネウネの正体などについてご紹介いたします。

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白いウネウネの正体

ミズミミズ

それでは早速、水槽内に出現した白い糸の様なウネウネの虫?の正体についてご紹介していきましょう。

白いウネウネの名前

この白い糸の様なウネウネの虫はミズミミズと呼ばれ、その名前の通りミミズと同類のもので、主に水中で生息する生物です。

基本的にミミズと同じ様な特徴を持っており、単に生活圏が土中から水中に移りサイズがより小さくそして白い体表を持ったものという認識でいいでしょう。

水槽内に発生する原因

前述の通り、ミズミミズはミミズの水中バージョンにあたる生物ですので、彼らの餌は水中やソイルにある栄養分がその役割を果たしています。

すなわち、ミズミミズが発生してしまう環境というのは、それだけ水中やソイル上に栄養分が残ってしまっている、つまり富栄養化状態にあるのです。

既に予想できているかと思いますが、これは言い換えてしまえば水質が悪化しているという表現になります。

なので、水槽の管理が行き届いていない環境下にあると、ミズミミズが発生してしまうのです。

ポイント

ちなみに、ミズミミズは自然発生するものではありません。基本的にはお店で購入した水草や流木、石などと一緒にミズミミズが水槽内に進入、もしくはそれらに卵が付いていたという侵入経路となります。

なので、外から入ってきたミズミミズ数匹が水槽内で見つかったという場合には、水質悪化していない事もあります。

しかし、それらの侵入個体が水槽内の栄養をもとに更に大発生している場合には、水槽内の水質改善が必要と言えるでしょう。

 

ミズミミズの生体への影響

最適な方法

この白いウネウネの正体がミズミミズだと判明しましたが、次に気になるポイントである「生体への影響」についても併せてご紹介いたします。

これが害虫だった場合は即座に対応が必要になりますが、ミズミミズに関しては急を要するものではありませんので、その点はご安心ください。

生体への生き餌になる

まず結論から言いますと、ミズミミズは生体へ悪影響を及ぼす事はありません

むしろ、彼らは生体にとって生き餌となる存在ですので、むしろ生体からしたら生きたタンパク質を摂取できる絶好の機会ですので、ミズミミズが発生すればする程、「生き餌」という観点から言えば悪い事ではないのです。

ハリー
ハリー
もちろん、大量発生=水質が悪いという事ですので、不名誉な事ではあるのです。

水質浄化作用を持っている

そして、上記でもご紹介の通り、ミズミミズは水中やソイルにある余分な栄養分を餌に増殖していく生物です。

つまりは彼らが生活しているだけで、水質を悪化させる養分を吸収してくれる益虫としての働きをしてくれるのです。

もちろん、その見た目的に水槽内のあちこちに点在している水景はあまり宜しくはありませんが、それでも「環境」としては水槽内に存在してくれる方が目視で確認できないトラブルを解消してくれる存在ではあるのです。

 

それでも駆除したい場合

項目

とは言え、やはり鑑賞目的の熱帯魚などの水槽内で生活されては流石に困るという方もいらっしゃるでしょう。

なので、ここからはミズミミズの駆除方法についていくつかご紹介いたします。

環境を整えれば自然消滅する

まず、一番ナチュラルな方法としては、水質改善を行う事です。

水換えの頻度を上げたり、餌の量を減らす、プロホースなどを使ったソイルの清掃などを行う事で水中内の不要な栄養分を除去していきます。

そうする事で水質改善になりますし、ミズミミズの餌となる養分が減っていけばその個体数も次第に減少していくので、一番生体にも優しく望ましい除去方法となっています。

スポイトで除去

2つ目の方法としては、凄まじく地味な方法ではありますが、確実に個体数を減らす事ができる方法となっています。

その方法とは、1匹づつスポイトで吸い取って水槽外に出していくというアナログ戦法となります。

ただ、この方法はミズミミズの発生要因である水質悪化を改善しない限り、無限に湧いてきますのでスポイト除去のみの対策ではいたちごっこになってしまいます。

よって、スポイトでのミズミミズ除去を行う場合は、上記の水質改善と並行して行なっていく事が望ましいでしょう。

根絶したい場合はリセット

チマチマするのも水質が改善するのを待つのも嫌で、「今すぐ根絶したい!」といった方も居るでしょう。

そういった希望を叶えるミズミミズの駆除方法も存在はしています。

その方法は非常にシンプルな方法で、水槽のリセットを行うという方法になります。

ただし、ミズミミズ自体そこそこ頑丈で、その卵となるとかなり過酷な環境に晒されても環境さえ整ってしまえばそのまま孵化してしまう程の強敵ですので、基本的には環境内の設備はできる限り新品に変える必要があるでしょう。

特にソイルや水草などは完全に洗浄する事が不可能に近い代物ですので、それらも含めて財布の許す限り新品に変えてしまう事が望ましいでしょう。

ハリー
ハリー
リセットしたのに、また発生なんて事になったら台無しですからね(汗)

 

水槽内の白いウネウネは水質のバロメーターになる

解決方法

以上が、水槽内にあ発生する白い糸の様なウネウネの正体「ミズミミズ」と、その特徴についてのご紹介となります。

正直ミズミミズの見た目は悪いですが、水槽内の水質のバロメーターを測る上ではそこそこ有用な奴ではあるのです。

それに水槽内に数匹いた位では目を凝らして注視しない限り見つける事は出来ませんし、生体への生き餌もしくは天然の水質改善機構の一つにもなり得ますので、余程酷くない限りは放置して水質に注意するという方法が一番良い選択かもしれませんね^^

もし、水槽内でミズミミズを発見してしまったという方がいらっしゃいましたら、参考になればと思います。

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