熱帯魚の飼育において、日本の冬場ではほとんどの場合で水温維持のためにヒーターが必要になるでしょう。
しかし、15cm水槽などの小型水槽の場合は、その狭さからヒーターの大きさにも気を配る必要があります。
そこで、今回は我が家の15cmベタ水槽で利用している小型ヒーターをご紹介いたします。
15cm水槽におすすめのヒーター
それでは早速、15cm級の超小型水槽におすすめのヒーターをご紹介いたします。
そのおすすめのヒーターはプリセット オートヒーター 10というヒーターです!
エヴァリスの小型ヒーター
この小型のヒーターは、エヴァリスというメーカーの商品で、非常にコンパクトな設計となっています。
アマゾンの評価もまずまずの内容で、サイズも3.6×1.6×7.4cmと小さく小型水槽の限られたスペースを殺す事なく水温を適温に保ってくれる商品となっています。
サイズ | 3.6×1.6×7.4cm |
重さ | 100g |
設定温度 | 26℃ |
適正水槽サイズ | 水量4Lまで |
サーモスタット
水槽に使用するヒーターを選ぶ際に注意すべきサーモスタット関連ですが、このヒーターに関してはサーモスタットは不要となっています。
サーモスタットとは?
水温を自動で測定し、基準値を超えていれば電源が自動で切れ、下回っている場合には自動でONにしてくれる機能。この機能が内蔵されていないヒーターの場合は、手動で電源のON/OFFを切り替える必要がありますので、別途サーモスタット単品を用意する必要があります。
なので、プリセット オートヒーター 10の場合は、これ単体でヒーターの役割を果たしてくれるのです。
景観への影響は?
このヒーターのサイズに関しては既に前述でご紹介の通り、15cmの様な超小型水槽でも何の問題もないでしょう。
では、ヒーターのデザインから来る水槽の景観への影響はどうかという点についても触れておきましょう。
実際のところ、影響は0ではありません。
小型ヒーターといえど、やはり多少なりとも体積のある装置となりますので、どうしてもその存在感は完全に消すことは不可能です。
注意
ソイルの中に埋め込もうと考えられる方もるでしょうが、ヒーターは全般的に埋め込みNGとされています。
とはいえ、オートヒーター 10自体が厚みも薄いヒーターですので、水槽内のレイアウト次第では綺麗に隠すことも可能なレベルではあります。
実際に使ってみた性能は?
そして、実際にこのヒーターを使ってみた感想ですが、非常に良いです!
このヒーターを導入する直後は一時的に水温が24℃まで下がってしまい、ガラス蓋による保温対策も行いましたがそこから上昇する事がない状態でした。
「これはヒーターを導入しないとダメだな」と判断し、実際に設置したところ非常に優秀な装置がある事が判明しました。
というのも、このヒーターは他のヒーターに比べて安価な値段設定になっていましたので、悪かろう安かろうという考えで多少の誤差は覚悟していました。
しかし、実際はまさかの26℃ピッタリな状態を常にキープし続けている状態だったのです(汗)
ヒーターを導入してからまだ数日ですが、気温が冷え込む夜も室温が20℃をギリギリ超える昼間であっても、水温がずっと26℃をキープしている状態だったのです。
という事で、オートヒーター 10の性能に関しては、文句なしの100点満点と言えるでしょう。
計測時は10月中旬ですので、12月の水温については追って計測・追記致します。
その他の小型水槽にオススメできそうなヒーター
今回、このオートヒーター 10を購入しましたが、購入前の商品選定の段階ではもう2商品に目をつけていました。
デザイン面や性能では、このヒーターよりも優れている部分が多かった商品でしたが、その分少しお値段が高くなる(本当に僅かだけですが)ので購入を見送った商品です。
調べた内容から判断するに、これらのヒーターも十分にオススメするに値するレベルのものでしたので、併せて紹介しておきたいと思います。
GEXのオートヒーターミニ SH10
一つ目は、アクアリウム用品では有名どころとなっているGEXのオートヒーターミニ SH10というヒーターです。
このヒーターは今回購入したエヴァリスのヒーターとほぼ同じ性能ではありますが、こちらの商品に関しては完全な黒色でヒーター本体に目立つ様な文字の記載がないので、景観維持に非常に役立つヒーターと言えるでしょう。
もちろん、こちらもサーモスタットを別途用意する必要はなく自動で水温調節を行ってくれますので、コンセントに刺すだけの商品となっています。
パネル型のヒーター
次に購入しようか迷ったヒーターは、実は今回初めてその存在を知ったマルチパネルヒーターなるものでした。
こちらのヒーターの設置場所は水槽の下ですので、景観への影響は驚異の0となっています!
ヒーターの強さもつまみで調整できる様になっていますので、真冬で通常のヒーターでは水温維持が難しくなる様な状況でも、出力を上げて水温を上げることも可能となっています。
小型水槽のヒーター選びは慎重に!
以上が、超小型水槽におすすめのヒーターの情報と、実際に我が家の小型水槽で使用してみたヒーターの使用感でした。
基本的に15cm水槽であれば、うちと同じ様にオートヒーター 10を使用していれば問題ないかと思いますが、小型水槽用のヒーターは他にも色々ありますので、もっと自分で探してみるのもアリでしょう。
その際の注意点は、やはり何と言っても水槽のサイズに合った適正なヒーターを選択する事でしょう。
小さな水槽なのに、過剰に大きなヒーターを入れてしまうと出力自体も過剰になってしまいますので、緩やかな水温調整ではなく急激な水温調整になり、熱帯魚がダメージを負ってしまう危険性があります。
なので、小型水槽のヒーターには、それ専用のヒーターを用いる様にしましょう!