水槽のレイアウトには様々なものが存在しています。
水草を使って開放感あふれる草原を表現したレイアウトだったり、水草と流木を組み合わせて森の中を演出しているレイアウトなど様々です。
今回は、そんなレイアウトの中でも滝をイメージして作られる滝壺レイアウトについてご紹介いたします。
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滝壺レイアウトとは?
今回紹介する滝壺レイアウトですが、「滝壺レイアウト」という同じ名前であってもその形は実に様々です。
この様に、かなり大きな水槽で組み上げるものだったり、
実際に私が作った20cm水槽で組み上げた物だったりと、かなり幅があります。
新水槽の立ち上げ、完了〜!!
見る角度次第で後ろのネットが見えちゃう(汗)#アクアリウム pic.twitter.com/lCp9DnzXba— ハリー@アクアリウム (@harryaqua_jp) December 7, 2019
とはいえ、滝壺レイアウトと呼ばれるものの根幹には共通の部分があり、要は滝の様に岩の上から水流が流れてくるレイアウトの事を言います。
なので、基本的に水面よりも高い場所にまでレイアウトの岩は組み上げられていますし、その上もしくはその岩の隙間からフィルターを通して濾過された水が流れる様になっているレイアウトを総じて滝壺レイアウトと呼べるのです。
滝壺レイアウトのメリット
次に、滝壺レイアウトでのメリットについてご紹介しましょう。
とはいえ、私自身まだ滝壺レイアウト歴はこの記事を作成している時点で数ヶ月ほどのペーペーではありますが、それでも既に滝壺レイアウトを立ち上げた事で感じているメリットはいくつか存在するのです。
水音が心地良い
まず、1つ目のメリットですが、これはやはり水が流れて水面に落ちる水音でしょう。
山間の旅館などで聞こえてきそうな「チョロチョロ」という音にかなり癒し効果があり(個人差あり)、これが家の中で聞く事が出来るだけでかなり日頃のストレスを軽減できている気がします^^
陸上植物も植えられる
2つ目のメリットとしては、前述の通り水面よりも高い位置にもレイアウトの岩が存在し、そしてその上を水が流れる構造になっている為、陸上部分に植物などを植えることも可能となっているのです。
なので、水中だけに留まらず観葉植物や苔などをレイアウトする事ができ、表現の自由度が高まるのです。
植物を植える際には根腐れなどが起きにくい種類を、もしくは水が掛かり過ぎない位置に植える必要があります。
加湿効果が高い
3つ目のメリットは、加湿効果がかなり高いという点にあります。
少し現実的な話にはなりますが、滝壺レイアウトに限らず熱帯魚などを飼育している水槽を室内に設置するだけで、その飼育水が蒸発する事で加湿効果を発揮できるのです。
特にこの滝壺レイアウトの場合は、陸上部分にも水流が流れる様になっているので、空気に触れる水の面積が通常のレイアウト水槽よりも広くなり、より空気が蒸発・加湿効果が促進されるのです。
部屋にあるだけでおしゃれ
アクアリムのある部屋というだけで、おしゃれ度は格段に上がります(手入れされている事が条件)が、そんなアクアリウムの中でも滝壺レイアウトの水槽があると更に特別感もプラスされる事でしょう。
それもそのはず、このレイアウトの水槽はそうそう見かける事がないタイプのレイアウトですので、友人やお客さんに「一味違うぞ?」という印象を与える事ができるでしょう^^
マイナスイオンによる癒し効果?
そして、実際の滝と同じ様に、水が水面に落ちる事で多少なりともマイナスイオンが発生してくれますので、そういった面でも癒し効果を期待する事ができる・・・・かも知れません。
注意
実は、このマイナスイオンというのもは科学的根拠がない存在なのです。なので、本物の滝の近くに行ったとしても特にマイナスイオンによる健康促進への効果はないのです。
なので、この滝壺レイアウトでもマイナスイオンで健康になっている気分になれるだけなのです。
滝壺レイアウトに必要な道具
では、ここからは滝壺レイアウトの立ち上げの際に必要な道具についてご紹介していきましょう。
なお、必要な道具の揃え方は自分で一つずつ揃える方法と、全部セットになっているものを購入するという2通りの方法が存在します。
自分で道具を揃える場合
まずは、自分で一つずつ道具を揃えるという方法です。
この方法で滝壺レイアウトの準備を行うとなった場合、水槽や使用する岩など全て好みで選択する事が可能ですので、組み合わせは本当に千差万別です。
ちなみに、私の場合はGEXのアクアテラという水槽に加えて、ラクマで一般の方が出品されている溶岩石を使用して、トップ画像にあるレイアウトを組み上げました。
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セットを購入する場合
もう一つの方法としては、全てがセットになって販売されているものを購入するという選択肢になります。
「そんな滝壺レイアウト専用のセット商品が売ってるの?」と思われるかも知れませんが、実際に盆水という商品名でアマゾンや自社サイト上で販売されていたのです。
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ちなみに、この商品はかなり人気のある商品ですので、入荷したらすぐに売り切れて再入荷というサイクルを繰り返している商品ですので、頻繁に販売ページをチェックしておく必要があるでしょうね(汗)
で、揃え終わったら再販開始という最悪のタイミングでしたw
まとめ
以上が、水槽のレイアウトの中でも珍しい滝壺レイアウトのメリットと、個人的にオススメしたい理由となります。
この滝壺レイアウトには、以下の記事でも紹介している様なデメリットは存在するものの、アクアリストであれば一度はチャレンジしてみて欲しいと思えるレイアウトです。
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ただ、確かに通常の水槽とは異なる道具や大量の岩が必要になりますので、若干水槽の立ち上げが面倒に感じる事でしょう。
しかし、そんな場合はタイミング次第となりますが、全てが1セットになった盆水という商品も存在しますので、気になる方は一度覗いてみてはいかがでしょうか?
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